日刊サイゾートップ > エンタメ > テレビ > 小栗旬の“家族秘話”に感心の声

小栗旬の兄＆父『深イイ話』で明かされた“ファミリー秘話”に視聴者が感心「いい家族だな」

2020/12/02 07:00

#小栗旬 #人生が変わる1分間の深イイ話

　11月30日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』（日本テレビ系）は、俳優・小栗旬の兄・小栗了に密着。超一流オペラの演出も手掛ける舞台監督である父の小栗哲家も、30年ぶりにテレビに登場し反響を集めた。

　小栗の兄・了は、アミューズメントパーク「ムーミンバレーパーク」のクリエーティブディレクターとして、ムーミンショーの演出・構成はもちろん、歌の作詞まで手掛けている。舞台監督を務めている父の背中を見て、高校卒業後は映画監督になるためにアメリカの大学に進学したが、実は日本で俳優としてブレイクしていた弟・旬の姿を見て「あれ？弟ができるなら俺もできるかなって」と俳優をやっていた時期もある。

　しかし、子役から演劇を始めていた旬と違い、25歳から俳優業をはじめた了にほとんど仕事はなかったという。そんな中で、旬が主役を務めていた舞台の演出家・蜷川幸雄さん（享年80）から「お前暇か？最後のシーンだけ双子出したいんだわ。お前やれ」と、チャンスが回ってくる。ただ、稽古中に旬がインフルエンザになり了が代役を務めることになった際、セリフを覚えられずクビに。

　当時のことを振り返り、了は「周りにいる人たちは『めっちゃチャンスをもらったのに何やってるの？』って思ったと思います」とコメントしたが「弟ですよ？弟がやってる舞台で、蜷川さんの舞台で初主演で初座長だったんですよ。弟の役取ってどうするんですか」と、旬の初舞台を自分が奪い取る心の準備はできていなかったと語った。

「『あのときにできたら……』ってトラウマで。今でも夢に見ますもん」と悔いている部分もあるようだが、今の道に導いたのは父から言われ続けていた「お前は表出るよりも裏のほうが絶対向いてるから。家に二人俳優はいらねぇよ」という言葉だったという。

「しかし、哲家氏いわく、『僕が言ったんではないんです。旬が言ったんです』とのこと。一緒に舞台をしていた旬が『おやじ、お兄ちゃんは役者ダメだよ』と兄に俳優の道は向かないと言ってきたようで、理由を聞くと『大部屋にいてもキャストをまとめちゃう。みんな役者は役者で競争してるのに、兄貴が行くと競争がなくなる。お兄ちゃん、そっちのほうが向いてるんで制作とかやらしたほうがいいんじゃない？』という答えが返ってきたそうです。了は、弟・旬の助言だったことは『知らなかった』と言っていましたが、視聴者からは『いい家族だな』『お互いによく見てるんだね』など感心した声が集まっていました」（芸能ライター）

　そんな助言もあり、今では裏方として大活躍している了は、AD一人一人の名前も覚えるなど、細やかな気遣いも忘れていない。そして弟・旬に対し「思った以上にすごく努力するんです。若い頃から現場に絶対台本は持ち込まないとか。そういうのをずっとやり続けていて。エキストラから上がっていたので、あいつは叩き上げだと思っていて。そこが僕自身、すごく尊敬しているところですね」と、父と同様に尊敬している存在だと語っていた。

　意外な形で明かされた小栗家のファミリー秘話に視聴者からの反響は続いていた。