テレ東がまたクリーンヒット！「いい肉の日」に「1日中ずっと肉番組」の狂気

　11月29日は「いい肉の日」。BSテレ東が“美味しい企画”を行い、好評を博した。

　今年は日曜日とぶつかった「いい肉の日」。コロナの感染者数が再上昇に転じ、お出かけが憚られる状況の中、BSテレ東が攻めの企画を実施した。当日の番組放送ラインナップは、以下の通り。

・7：30～　『ゴルフ交遊抄』　「肉めしトーク」
・12：00～　『昼めし旅』　「肉めし傑作選」
・14：00～　映画『THE　焼肉　MOVIE　プルコギ』
・16：00～　『TVチャンピオン極』　「バーベキュー王決定戦」
・18：20～　『孤独のグルメ』　「一人焼肉」
・18：55～　『レモンサワーでごちそうさま！』　「ホルモン」　
・19：00～　『いい肉の日！　激アツ　肉番長』　「肉が泳ぐタレ　溶ける!?ホルモン　とんかつ革命　肉汁飯」

　まる1日、ほぼ肉情報ばかりで占められる、文字通りの“肉祭り”だった。番組をチェックしたMさん（40代男性）はいう。

「事前に予告CMを見ていて、当日は出かける予定もなかったので、1日じゅうBSテレ東をつけっぱなしにしていました。夜中に美味しそうな料理を見せる『飯テロ』という単語が流行りましたが、あれだけ美味しそうな肉を見せつけられ続けると、否が応でも肉が食べたくなりますね」（Mさん）

　まさに“思うツボ”だったMさん。ライバル局の関係者もこの企画には唸らされたという。

「BSはあまり視聴率を気にしなくても良いですが、もちろん数字が良いに越したことはありません。今回の肉の日企画は、基本的に再放送で構成されているので、予算もそれほどかかりませんし、“まる1日”という形で肉を全面に押し出すことで、スポンサーも呼び込みやすい。プレゼント企画を連動させることで、ある程度の数字も見込める。ネットを見ると、かなり話題になっているようですし、大成功と言って良いんじゃないですか」（ライバル局関係者）

　テレ東と言えば、『YOUは何しに日本へ？』『家、ついて行ってイイですか？』『池の水ぜんぶ抜く』など、革新的なアイデアで勝負してきたテレビ局だが、またしてもクリーンヒットを飛ばした形。来年以降も恒例企画となるか、はたまた他局にパクられるか、仁義なき戦いが展開されそうだ。

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