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三冠馬が相まみえたジャパンカップ 名レースの陰で起きた「馬券の妙」

三冠馬が相まみえたJカップ 名レースの陰で起きた「馬券の妙」の画像1
第40回ジャパンカップ(JRAより)

 史上初めて3頭の三冠馬が出走した29日のジャパンカップ。競馬史上に残る名レースの陰で、思わぬ珍事件が発生した。

 歴代最多となる芝のGIで8勝をあげたアーモンドアイ、皐月賞・ダービー・菊花賞を制して無敗のクラッシック三冠馬となったコントレイル、桜花賞・オークス・秋華賞を制して牝馬三冠に輝いたデアリングタクト──最強の3頭が激突したジャパンカップ。人気は3頭に集中し、その3頭が競い合ったままゴールを駆け抜けて1着~3着を占める激戦となったが、馬券を購入する際、この日のジャパンカップにはちょっとした“罠”があった。

「中央競馬では通常1日12レースが行われ、メインは第11レースです。帰り客が分散するように、このようなやり方になっています。ところが今年のジャパンカップは第12レースに設定されていました。JRAによれば、『お客様により多くの競走をお楽しみいただくため』とのことでしたが、要するにたくさんお金を使わせようということでしょう。予想紙や実況では再三再四、『ジャパンカップは第12レースです』と注意を促していましたが、馬券を間違える人が続出するのではと囁かれていました」(大の競馬ファンのライター)

 ウインズ(場外馬券場)や競馬場ではマークシートで馬券を買うので、ついつい普段の癖で第11レースをチェックしてしまうことが懸念されたのだ。せっかく予想をしたのに、違う馬にお金をツッコんでしまったらショックは大きいが、“競馬の神様”はいた。

「ジャパンカップの人気は上から2番、6番、5番でしたが、第11レースで5番が2着、6番が3着に入ったんです。6番は不人気馬で、複勝で1710円。ワイドで5-6は7780円でしたから、間違えて第11レースを買って、軍資金が増えた人はかなりいたはずです。馬券の買い間違いは競馬ファンなら誰もが通る道ですが、まあ外れるのが当たり前。ところが今回のケースではそうはならず、競馬ファンの間では『何で今日に限って買い間違えなかったんだ!』といった声が飛び交いました」(同上)

 馬券を買い間違えるアホなどいるのか? という声も聞こえてきそうだが、過去にはとんだ珍事件も起きている。週刊誌のギャンブル担当記者はいう。

「2005年にディープインパクトがダービーに出た時のことです。5番に入ったディープインパクトが圧倒的な1番人気でしたが、その年のダービーは第10レースでした。そのため、“第11レースの5番”が異常に売れるという事件が起き、ノーマークの馬が一時1番人気になる珍事が発生したのです」(ギャンブル担当記者)

 お金が増えて嫌な気分になる者はいないだろうが、間違い馬券が的中したら、予想するのがバカバカしくなりそう。伝説のレースの陰では、人間臭いドラマも展開されていたようだ。

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最終更新:2020/12/02 10:00
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