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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > コロナ禍のドラマは“悲劇嫌い”

『35歳の少女』と『日本沈没』に通底する「暗い話を見たくない」の障壁 テレビドラマも“コロナ禍”意識が必須か

ヒントは『鬼滅の刃』にアリ? 悲劇を克服する方法

「確かに、最近“暗い話は見たくない”という人は増えているように感じます。ですが、じゃあ必ずしも明るいコメディやラブストーリーがウケているかといえばそうではないし、最終的には面白ければ悲劇だって受け入れられると思うんです。例えば、今ヒットしている『鬼滅の刃』は、建てつけこそ『勧善懲悪の鬼退治』ですが、実は劇中でものすごい悲劇が起こる。それでもこれだけヒットしているわけだから、描き方次第で暗い展開でもウケるということ。ただ、今みたいに時代のムードが急速に変わっていく中でその速度に順応するのは相当難しく、遊川さんほどの大御所作家だってかなり悩んでいると思う。でもそうした試行錯誤の先に、名作が生まれるはずだと思いたいですよね」(構成作家)

 テレビドラマは時代を映す鏡ともいわれている。昨今の“悲劇嫌い”な傾向をテレビ局や脚本家はどう捉え、作品に反映させるのか。来期以降のドラマにも注視していきたい。

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最終更新:2020/12/01 13:00
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