「COUNTDOWN JAPAN」“イス設置”で開催予定も懸念が高まる コロナ第3波に怯える音楽業界
#音楽 #新型コロナウイルス #COUNTDOWN JAPAN 20/21 #ロックフェス
新型コロナウイルス感染拡大の第3波によって、外出自粛ムードが再び漂い始めているが、その一方でエンタメ業界ではすでにイベント開催の通常化に向けて動き始めている。
「11月にはTHE YELLOW MONKEYが東京ドーム公演を行ったほか、日本武道館でも複数のアーティストが公演を再開しています。もちろん、集客人数はキャパの半分程度に減らしての開催ですが、音楽業界としてはこのまま徐々に通常に戻していくというシナリオになっています」(レコード会社関係者)
そして、業界全体が注目しているのが、12月27・29・30・31日の4日間にわたって幕張メッセで開催される予定の「COUNTDOWN JAPAN 20/21」だ。毎年、日本最大級の屋内ロックフェスとして年末に開催されている「COUNTDOWN JAPAN」。今年は新型コロナウイルスの感染予防策を取ったうえでの実施となる。
チケット販売数は例年の半分となり、普段はオールスタンディングとなっている会場も、今回はソーシャルディスタンスを保つために椅子を設置。自由席という形での観覧となる。さらに、フロアーでの密集を避けるため、多くのエリアがアクトごとの完全入れ替え制となっている。
「コロナ後の新しい生活様式に対応するフェスの形として、今回のCOUNTDOWN JAPANは音楽業界的にも注目度がとても高い。もしも、これが成功すれば、今後いろいろなイベントが開催しやすくなりますからね」(同)
しかし、新型コロナウイルス感染拡大第3波のせいで、開催に黄色信号が灯り始めていると言われている。
「年末まで、この状況がどうなるかは本当にわからない。緊急事態宣言が発令されるような状況になれば、中止せざるを得ません。とにかくそうならないことを願うばかりですが、もしも中止になったら、音楽業界のダメージは計り知れない。どうにか今年を乗り越えてきた大手音楽事務所であっても、さすがに来年の活動資金を捻出できなくなる可能性すらある。
それこそ倒産する事務所もどんどん出てくるだろうし、その結果解散を余儀なくされるバンドも出てくるかもしれない。COUNTDOWN JAPANが開催されるかどうかで、業界全体の雰囲気も変わってきますからね。本当に開催してもらわないと困ります」(同)
かなり窮地に追い込まれている日本の音楽業界。この長いトンネルを抜ける日はいつくるのだろうか……。
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