『スッキリ』既存の感染対策に疑問を投げかけるやり方に視聴者から疑問の声が続出
#スッキリ
11月26日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、「街の感染対策ホントに有効なの?」として街頭インタビューを行い、既存の感染対策を特集。コロナ禍において当たり前になりつつある、公衆トイレなどに設置してあるハンドドライヤーの使用中止や、座席ひとつ飛ばしについて「ほんとうに効果があるの?」と疑問を投げかける番組に、視聴者から疑問の声が噴出している。
番組では、経団連が欧米やアジアのハンドドライヤーを設置している各国の状況を調べた結果、「いずれの国でも使用している」として利用中止の見直しを検討していることを紹介。また、『スッキリ』が確認したところ、WHOは「ペーパータオルか温風のハンドドライヤーでよく乾かす」方法を推奨しているとし、アメリカ疾病予防管理センターは「清潔なタオルあるいはハンドドライヤーで手を乾かすのが一番良い」としていると紹介した。
「ただ、欧米やアメリカでは日本以上に感染拡大が広がっており、アメリカにおける感染者数は世界でもトップ。視聴者から『なんで感染者が多い国の真似するんだろう?』『ハンドドライヤーについて、日本より感染者の多い海外を引き合いに出す意味を考えているのだろうか?』『トイレのハンドドライヤー、海外では今も使用されてるからOKってのは見通し甘いんちゃう。海外めっちゃ感染爆発してますやん』と、疑問の声が噴出していました」(芸能ライター)
ただ、日本感染症学会・水野泰孝医師や日本感染症学会専門医・佐藤昭裕医師は、下にたまった水やしっかり洗えていない場合はリスクがあるとしながらも、「きちん石鹸で手を洗えていれば使用は問題ない」としており、MCの加藤浩次も「言われてみればそうだね~」と同調。そんな中で、経営評論家の坂口孝則は「経団連ってハンドドライヤーのメーカーがたくさん加入してるから『使用再開してくれ』って圧力がかかったのかも」と推測していた。
また、スタジオでは議論されなかったが、男性トイレやパウダールームのひとつ飛ばし、駅のホームで座席ひとつ飛ばしについても「意味があるのか?」と疑問視した同番組。そして、バスの運転席の横と後ろの席のみ利用禁止になっていることについても、「マスク着用していて話さないのであれば席の使用制限は有効ではない」とする専門家の意見を紹介した。
「いずれの感染対策についても、番組では『マスクをしているなら感染のリスクは低い』『そもそもお互いにマスクをして話していなければ顔が近づいても濃厚接触者にならない』『(利用を制限して)行列になるほうが問題』と、否定的な意見に焦点をあてて紹介していたため違和感を覚えた視聴者も多かった様子。そもそも、ほとんどがマスクをつけているという前提で語られていましたが、『前提が守られる保証がないんだから感染対策は必要だよね』『マスクしてない人もいる。そこで働く人を守るためとは思わないのか?』『逆にやって悪いならダメだけど、やる分にはやっとけばいいじゃん!』と異議を唱える声も集まっていました」(同)
視聴者からは困惑の声が噴出しているようだ。
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