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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > オズワルド「M-1決勝に行けなかったら忘れられる」

オズワルド「このままM-1決勝に行けなかったら、忘れられて終わりな気がする」今年に懸ける気迫

「だってヒマだったんだもん!」

「このままM-1決勝に行けなかったら、忘れられて終わりな気がする」今年に懸けるオズワルドの気迫の画像3――先日、ルミネ the よしもとで、ライブ「オズワールドカップ」を見ました。オズワルドさんがネタ5本かけて、5人の芸人が本気で審査して順位を決める。あれはM-1に向けたライブですよね。

伊藤 そうです。決勝で2本かけるならこれかな、というのは自分らの中でもあって、それが1位と2位でした。

畠中 去年も同じイベントやって、1本目のネタがダントツで1位だったんで、これしかないなとM-1でやりました。あと去年は審査員のPOISON GIRL BANDの吉田さんに0点も頂きましたね。

伊藤 夜に口笛吹くというネタで、不吉だからという理由で0点(笑)。

――今年はコロナ禍で舞台がなくて、芸人さんが新ネタを作れないという印象があったんです。その状況で自信作をよく5本も作ったなと。

伊藤 だってヒマだったんだもん! ということですね。ネタを叩けるかどうかはまた別ですけど。その点、よしもとは劇場が多いから恵まれてます。俺たち、去年の場数とそんなに変わらないよね?

畠中 ライブできるようになってからは、そうですね。去年M-1決勝に行ったのもでかくて、いろんなライブに出してもらっているんで。

――よしもと以外のライブも踏み倒してきたんですよね。

伊藤 ゆにばーすの川瀬さんに「外のライブも出たほうがいい」と言われて、一昨年ぐらいから狂ったように出てました。どの会場行っても友達いるようになりましたもん。

――よしもと以外のライブに出るメリットって何ですか?

畠中 よしもとだけ出ているとどこか偏るというか……。

伊藤 劇場ごとに客層は違うんですけどね。

畠中 外だと、とにかくヘンなネタを求めるお客さんが集まるライブもあるじゃないですか。そこでちゃんとウケたらこれはいいネタなんだなと思えますし、それを試すためにもよそのライブ出る価値はありますね。

伊藤 「こんなネタやるヤツいるんだ!」という発見があると、こっちも刺激されますから。

――他事務所で衝撃受けた芸人さんはいます?

伊藤 衝撃受けたのは、虹の黄昏さん(げんしじん事務所)。あのライブ中のパワーには驚きました。

畠中 カナメストーンさん(マセキ芸能社)もそうでした。

伊藤 芸人でカナメさん嫌いな人いないよな。

――ライブといえば、ヨシモト∞ホールの「渋谷漫才大学」をよく見に行くんですよ。NON-STYLE石田さんやパンクブーブー哲夫さんが若手のネタに本気のダメ出しをするライブで、その中でオズワルドさんは褒められている印象がありまして。

伊藤 いやー、そんなことないです。

畠中 結構言われているし、頂いた言葉は確かにそうだなと思うことばかりですね。石田さんからは以前に「お互いを見すぎている。たまにお客さんを見て巻き込むのが漫才だ」と教わってから、めっちゃ意識するようになりました。

――指導受けると変わるもんなんですか?

伊藤 ツッコミは特に変わります。今がすごいというわけじゃないですけど、教わる2年前とは比べ物にならないと思っています。

「このままM-1決勝に行けなかったら、忘れられて終わりな気がする」今年に懸けるオズワルドの気迫の画像4――そもそもオズワルドさんは、どうやって今のスタイルにたどり着いたんですか。

伊藤 まんじゅう大帝国が大きいんじゃないですか。それまでツッコミゼロの漫才をやってて、なかなかうまくいかずにどうしようと思ってたら、まんじゅう大帝国が同じようなスタイルで出てきたんですよ。それ見て、これは同じツッコミゼロでやってては勝てないなと。

畠中 「ツッコまないのが新しい。これが俺らのスタイルだから変えない」と考えていたんですよ。でも普通にツッコむ漫才つくったら、そっちのほうが全然ウケたんで。僕が何かを練習しようとすると毎回失敗して、伊藤が「はーたーなーかー!」と叫ぶネタが手応えあったんです。あれがツッコミといえるかはともかくとして。

伊藤 ツッコむというか、デカい声出すといいんだなと学びました。

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