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千鳥・大悟とテレビの中のパンティ ノブ「志村さんが乗り移っとる」

【完成】千鳥・大吾とテレビの中のパンティ ノブ「志村さんが乗り移っとる」の画像1
『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)公式サイトより

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(11月15~21日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

佐藤栞里「最高です」

 エビデンスが重視される場面が増える昨今。前例や勘ではなく、何らかのデータを根拠にした企画や政策の立案が求められている。コロナ禍が、改めてそんな風潮を促している感もある。

 そんな中、18日の『有吉の壁』(日本テレビ系)で放送された「ブレイク芸人選手権」。芸人たちがブレイクしそうなキャラを次々と見せていく、同じ日テレ系の『エンタの神様』をパロディにしたようなコーナーで、チョコレートプラネットのTT兄弟などを生んできた。そこにインポッシブルが出場。容姿や芸風から、いわゆる“男ウケ”する芸人とみなされてきた彼らは、今回も「JKボンバーズ」と題した濃いネタを披露していた。

 彼らのネタに、スタジオの男性芸人たちは爆笑。有吉弘行が「このネタで『THE W』出たら?」、ジャングルポケットの太田博久が「とうとうこのコーナーの申し子が現れましたね」と絶賛し、スタンディングオベーションが起こるほどの面白さだった。

 だがしかし、この面白さはターゲットが限定されたものなのではないか。そんな疑問がよぎったのか、有吉が「俺らおじさんは笑うんだけどさ、女性がどうかよね」と横の佐藤栞里にコメントを求めた。彼女は答える。

「最高です」

 オードリーのラジオ番組のヘビーリスナーだったりする佐藤。『有吉の壁』では芸人のネタを見て大きな口を開けて笑う顔が印象的だ。そんな彼女にネタの”女性ウケ”が尋ねられたこの場面。聞く相手が偏ってるだろうと一瞬思ってしまう。サンプルがたった1つ、しかも偏ったサンプルだとちゃんとしたエビデンスにならないだろうと考えてしまう。

 が、特番からゴールデンタイムのレギュラー番組になった後も評判がいい同番組を見ていると、特定の誰かに刺さるものが幅広い人気を開拓する場面もあるのだろうと思えてくる。

 芸人のネタの“女性ウケ”を佐藤栞里に聞く。たった1人の声をエビデンスにすることの問題と可能性の両方を示すような場面だった。

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