吉永小百合、全面バックアップしてくれた大物の死去で今後に暗雲か
#東映 #吉永小百合
俳優としても活躍した映画プロデューサーで東映グループ会長の岡田裕介さんが18日午後10時夜、急性大動脈解離のため都内の病院で死去した。
岡田さんは、東映社長、会長を歴任した岡田茂さんの長男で、大学在学中に偶然スカウトされたことをきっかけに俳優デビュー。
1988年に東映に入社し、90年に東京撮影所長に就任。取締役、常務取締役を歴任し、2002年に社長、14年には東映グループの会長に就任。同年、日本映画製作者連盟(映連)の会長、今年に入り、日本アカデミー賞組織委員会の名誉会長に就任していた。
岡田さんの密葬は22日、都内の寺院で営まれたというが、一部スポーツ紙によると、密葬には岡田さんがプロデュースした作品に数多く主演した、女優・吉永小百合も駆けつけて最後の別れを告げたという。吉永はかなり憔悴した様子で、ほとんど言葉を発することはなく、涙こそ見せなかったものの、焼香の際には遺影と向き合って話しかけているようだったと報じている。
「岡田さんは、吉永と故・高倉健さんが初共演した80年(昭55)の『動乱』で吉永の出演作を初プロデュースして以降、東映での主演作のほとんどを手がけてきた。さらに、2021年公開予定の吉永の主演映画『いのちの停車場』も、岡田さんが陣頭指揮を執っていただけに、吉永の受けたショックの大きさは計り知れない」(映画業界関係者)
吉永は『いのちの~』が122作目の出演作だが、このところは主演作ばかり。国民的女優だけに定期的に主演作が製作・公開されているものの、岡田さんの死去により女優業に暗雲が漂いそうだというのだ。
「このところの主演作はそこまで当たらないが、岡田さんがしっかりケツ持ちをしてくれたから企画が通っていた。ところが、岡田さん以外に吉永さんと対等に話ができる人は見当たらず、気後れから企画をオファーする人も減りそうだとか。おそらく、『いのちの~』の後はしばらく主演作が公開されることはなさそうだ」(映画担当記者)
映画界の絶対的実力者だった岡田さんの死去により、ベテラン役者の勢力図も変わりそうだ。
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