大改革に失敗していたレコ大 音楽祭方式目指すも…芸能界の実力者から反発
#レコード大賞
12月30日にTBS系で生中継される『第62回日本レコード大賞』(日本作曲家協会主催)の各賞が先ごろ、発表された。今年の社会現象となったアニメ『鬼滅の刃』は、「特別賞」に加え、LiSAが歌う主題歌「炎」が大賞候補の「優秀作品賞」に選ばれた。
ほかの優秀作品賞には動画サイトから大ブレイクした瑛人の「香水」、おみそかの紅白を落選したAKB48の「離れていても」、氷川きよしの「母」など10曲が選ばれた。
「今年はどう考えても『炎』と『香水』の一騎打ちだろう。レコ大といえば、以前からデキレース体質はもはや周知の事実。大賞候補の作品にはレコ大を牛耳る芸能界の実力者の意向が反映されていることは有名な話だが、今年だとDA PUMPの『Fantasista~ファンタジスタ~』と三浦大知の『I’m Here』はそれほど売れているわけでもなく、明らかに“芸能界の実力者”の枠で入った」(レコード会社関係者)
今年も例年通りの方式で行われることになったレコ大だが、実は、水面下では大改革案が浮上し、動きだしていたというのだ。
「視聴率のことなどを考え、これまでの選考方式から、『FNS歌謡祭』のように大勢の歌手を出演させてパフォーマンスを披露する音楽祭方式にチェンジしようとしていた。今年はリニューアルする目玉として、年内いっぱいで活動休止する嵐と交渉するなど、実際、TBSの制作サイドが水面下で動いていた。ところが、その動きが芸能界の実力者にバレて、大目玉をくらってしまい、従来の方式のままでいくことになった。おそらく、来年以降も変わらないだろう」(芸能記者)
2019年の視聴率は前年よりも2.7ポイントダウンの14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。今年は“鬼滅人気”にあやかれるだけに、昨年よりもアップすることは期待できそうだ。
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