嵐・松本潤の炎上はK-POPファンの大勘違い! “K-POPのルーツはジャニーズ”の根拠
#アイドル #ジャニーズ #嵐 #SMAP #韓国 #松本潤 #K-POP #BTS
K-POPのアイドル達が口にしたジャニーズへの憧れ
「SMエンターテインメントとジャニーズの結びつきは深く、ジャニーズのCDの韓国流通をSMが担っていたこともある。さらにSMの創業者イ・スマンとジャニー喜多川氏には交流があり、イ・スマンは自社のアイドルグループをジャニーズのライブによく連れて行ったといいます。ジャニーズがライブでよくやる早着替えや、それこそ松本が考案したムービングステージはそっくりそのままSMのアイドルのライブでも採用されることになった。もちろん“パクり”とかじゃなく、SMとジャニーズの関係性がきちんと築かれていたからできたことです。
ただ、現在世界的にヒットを飛ばしているBTSのステージには、ジャニーズ的な要素は一切ないし、音楽性を鑑みても直接的な影響は受けていないでしょう。ですが、K-POPの歴史を俯瞰で見た時に、そこにはアメリカのボーイズバンドと共にジャニーズの影響が確かにあったと言えるんです」(A氏)
さらにA氏が今回の炎上騒動がいかに稚拙で無意味なものであったかを力説する。
「約10年前、K-POPブームが始まった頃に何組かのボーイズグループにインタビューをしたことがあります。その時、彼らの口からは憧れているグループとしてSMAPや嵐の名前がよくあがっていました。当時のK-POPアイドルたちには、ドラマの主演を飾り、CDを100万枚売り上げ、スタジアムをファンでいっぱいにできる日本のアイドルたちが眩しく見えたのです。
この10年でK-POPは急激に成長し、現在はジャニーズを凌駕する活躍を見せています。すると今度はジャニーズのアイドルたちがK-POPを意識し始めた。嵐がアメリカでのインタビューでK-POPについて語ったのがその証左です。つまり、かつてのK-POPがジャニーズの影響を受けたように、今度はジャニーズがK-POPの影響を受け始める。いいものはいいと認め、吸収し、新しいクリエイティブにつなげていくことは、エンターテインメントの正しい形だと思います。松本は“ルーツ”という言葉は使わなかったわけですし、今回は報道の側がちょっと意地悪だったと思いますね。報道に惑わされてしまったファンには、もっと冷静にエンタメを見渡す力を養ってほしい」
日本と韓国は“近くて遠い国”と言われ続けている。複雑な関係性であることに違いないが、日韓のアイドルたちはエンターテインメントという形で架け橋になり得る存在だ。ファンが不要な諍いを煽るのはナンセンスといえるだろう。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事