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古市憲寿、『とくダネ!』で日本医師会に上から目線でナンクセ…誰もとくしない持論を堂々展開

古市憲寿、『とくダネ!』で日本医師会に上から目線でナンクセ…誰もとくしない持論を堂々展開の画像1
とくダネ!ウェブサイトより

「とくダネ!」(フジテレビ)で古市憲寿が、日本医師会にナンクセつけて上から目線で吠えまくっている。

 コロナ感染者の急増を受けて、各ワイドショーとも春のころに戻ったようなコロナ特集オンパレードになっているが、(『ひるおび!』(TBS)は相変わらずトランプびいきの特集を組んでいることは言っておこう)、11月19日の『とくダネ!』も冒頭から、コロナ感染者急増の話題で始まった。

 特集は日本医師会の会長による「コロナに慣れないでください。コロナを甘く見ないでください。国民のみなさまには秋の3連休には、秋の我慢の3連休にしてください」という呼びかけを紹介。ひっ迫する医療体制も取材して、都内大学病院の「重症病棟は満床で新しい患者さんを受け入れられない状態です」という言葉も伝えた。

 するとVTR終わり、すぐに古市が……。

「(医師会会長の呼びかけに)違和感があったのは、そこまで危機をあおるなら、会見もオンラインですべきだし、オンライン診療もすすめるべきだと思うんですね。にもかかわらず、自分たち医師会がそういうことできなくて、みなさんに我慢を求めますと、あいまいな言葉で国民に協力を求めますというのは、ちぐはぐかなと思いましたね」

 と、いきなり医師会にケンカを売るが、オンライン診療って、すでに取り入れてるところもありますよね? 知らないだけじゃないですか? しかし、古市、ダメ押しまでする。

「我慢の3連休といっても、言葉があいまいだなと思います。たとえばショッピングモールとか公園とか、クラスターが起こってない場所と、宴会とかクラスターが起こり易い場所、わかってきてるんですよね。それを全部いっしょくたにして我慢と言ってしまうと説得力がないなと思いますね」

 こういう物言いはナンクセにしか聞こえない。「わかってきてる」なら、「いっしょくたにして我慢」と言ったとしても、どう「我慢」すればいいかぐらい、それぞれが判断できるじゃないか。

 怖いのは古市「外出自粛という言葉は使わないでいいのかな。公園に行くのと三密の空間に行くのは、リスクが違う。いっしょくたにして、外出自粛という言葉にしちゃうのは、まだ同じこと言うの?」と、医師会会長が言ってもないことにナンクセをつける。

 さすがにこれには小倉が「だから会長は外出自粛という言葉は使わないで、我慢の3連休とあいまいな言い方しかできないんじゃないですか」とくぎを刺したが、なぜそこまで医師会バッシングをするのか? 加藤官房長官の「適切な感染対策で感染リスク減は可能」なんていう曖昧な発言の方が、政府として無責任だろうに。

 そして古市、医師会会長の「GoToトラベル自体から感染が増えたエビデンスははっきりしないが、きっかけになったということは間違いないと思っています」という発言をアナウンサーが紹介していると、それを遮って、

「医学的検知というと、エビデンスがないとご自身が認めてらっしゃるじゃないですか。エビデンスがないのに間違いないというのは医学でも科学でもなくて宗教とか信仰ですよね」

などと、興奮して早口でまくしたてるが、それ、ツイッターでさんざみんな書いてましたよね。パクリですか? 

 終始、医師会会長をバッシングし続ける古市。コロナ最前線で今年初めから休むことなく戦い続ける医療現場への思いやりなど、この人に期待するのは無理なのだろうか。

和田靜香(ライター)

1965年生まれ。静岡県出身。主に音楽と相撲のライターで貧困問題やフェミニズムにも関心が高い。著書に『スー女のみかた~相撲ってなんて面白い』(シンコーミュージック)、『音楽に恋をして♪評伝・湯川れい子』(朝日新聞出版)、『おでんの汁にウツを沈めて~44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)などがある。

わだしずか

最終更新:2020/11/20 18:00
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