白い粉、血痕、そして銃声でリアル通報…のぶっ飛び撮影 小川未祐が語る「私がキマる瞬間」とは?
#映画 #インタビュー #小川未祐 #脳天パラダイス #山本政志
『闇のカーニバル』(1982年)や『ロビンソンの庭』(87年)など、独創的な作品で常に時代を先行してきた山本政志監督の新作映画『脳天パラダイス』が、11月20日から全国で公開される。
今回は山本監督の約5年ぶりとなるこの長編映画で、主要キャストのひとり「あかね」役にオーディションで選ばれた若手女優・小川未祐にインタビューを敢行。それにかこつけて、本作のタイトルに掛けた“彼女がもっともキマる瞬間”を聞いた。
大豪邸に住む笹谷家の家長・修次(いとうせいこう)、引きこもり気味の息子ゆうた(田本清嵐)、娘あかねの3人は、修次の破産により暗い気持ちで引越し準備をしていたが、不甲斐ない修次にイラつきながら、あかねがツイッターに投稿した写真とメッセージが一家を思いもよらぬ運命に導いていく――。
そんなあらすじの本作。山本監督のありあまるパワーとイメージが炸裂しており、豪邸を訪れる珍客が繰り広げるドンチャン騒ぎを描いている。
「山本監督はすごくおもしろい方でした。オーディションでも、ただジャッジするだけではなく、『もっとこういうのはどうだろう?』と一緒にお芝居をつくっていくような感じで、現場でお芝居できるのが楽しみでした」と、山本監督の第一印象を語る小川さん。
最近ではNHKのヒューマンドラマ『ゴールド!』に出演するなど、シリアスなドラマで役を得ることが多い彼女。実は今回オーディションで役が決まるまで、山本監督の作品は観たことがなかったそうだ。
「オーディションに向けて事前に山本監督のプロフィールなどは調べましたが、実際に監督の作品を初めて観たときは『ハチャメチャだなぁ!』という印象で(笑)。カラフルな色使いの映像が印象的で、登場人物のインパクトも強く残るし、今まで私が参加した作品のどれとも違う、新しい感覚でしたね。今回の役が決まって脚本を通して読んでも、やっぱり文字では想像できない部分も多くて……。そこは現場に行って考えるしかないと腹を決めて挑みました。『脳天パラダイス』の前後がわりとシリアスな作品の撮影だったので、気持ちの切り替えは少し大変でしたね」
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