『からだすこやか茶W』のCMってイラっとしない!? なぜクレームがこないのか
#芸能 #CM #指原莉乃
差別だ、ハラスメントだ、不謹慎だ、などといったクレームで放送中止になる番組やCMがあるなか、「なぜこれが騒がれないのだろう?」とここ数年、不思議に思っているCMがある。
『からだすこやか茶W』のCMだ。個人的に見ていてイラっとする。
締めに歌う「からだすこやか茶~♪ W~♪」の「W~♪」の部分ではない。このCMシリーズで一環して唱えている「全ての食べ物は脂肪と糖でできている」というスタンスだ。
「脂肪と糖」はお嫌いですか?
ほかのこの手の商品が「脂肪や糖の吸収を抑える」ということに終始しているのに対し、いちいち料理名をあげては、脂肪や糖だと訴えていく。現在放送されているバージョンでも、ツナおにぎりを「ツナ(脂)にも米(糖)にも」とあげつらい、2019年に放送されたバージョンでは「牛(脂)にも丼(糖)にも」「天(脂)にもそば(糖)にも」「チャー(脂)にもハン(糖)にも」ともう触る物みな「脂肪と糖」であるというか、なんなら「脂肪と糖にしてやろうか」くらいの「お前も蝋人形にしてやろうか」くらいの勢いである。
まあ、だからこそ『からだすこやか茶W』を飲んで「脂肪の吸収を抑え、糖の吸収を穏やかにしましょう」ということなのだが、こちとら『からだすこやか茶W』がなかった人生の方が長いわけで、これまではそれなりに上手くやってきているのである。なんかもう、今さらだから放っておいてよ! と思うのだ。
「最近肉ばかりだったから、お昼は天そばにしよう」なんて体に気を使ったサラリーマンの小さな一歩を「そばって健康そうに見えるでしょ? でも残念、脂肪と糖でした~」とドヤ顔で踏みにじらなくてもいいじゃない。
大きなプロジェクトが終わり、明日は休日、「ごぼうびに餃子とビールいっちゃおうかな」なんて浮かれているOLに、「餡(脂肪)を皮(糖)で包んだものをビール(糖)で流しこむんですね」と冷や水を浴びせなくてもいいじゃない。
私もこのCMのおかげで食事のたびに罪悪感が生まれ、食欲が減退してしまう。じゃあ、痩せたのかといえばそうではない。なぜなら、罪悪感を抱えながら食べるから満足感が得られず、結局量を食べしてしまうという悪循環。太るの! ねえ太っちゃうの!!(デブ声で)
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