PS5買えた？まだ予約すらできない!?――新型ゲーム機発売史上初の静かな発売日の裏側

「コントローラー」がトレンド入りする珍事

　発売にともなって「PlayStation5」はツイッターのトレンド入りも果たしたが、「コントローラー」がトレンド入りする珍事も。これは本体が買えないユーザーが、DualSenseコントローラーだけ先に購入し、報告する投稿が相次いだためだ。これも従来のゲーム機販売においてはなかった現象だ。

　今回のPS5予約では、オンラインが主流になって、Webではなくアプリ上から行うのがメインという流れも今までとは異なった。だが、その一方で企業側のアプリインストール促進の1つとしてPS5の予約が使用されているのではないかという疑惑も出てきている。

　某量販店では同社の公式アプリを通じて予約を開始。その後、同アプリ上で当選連絡を行ったという。しかし、まったくと言っていいほど当選報告がSNSに上がってこない状況で、アプリインストールをしてもらうためのプロモーションだったのではないかという話だ。真偽は確認のしようがないが、事実だとしたら企業の倫理観を問われることだ。

　また、これまで予約抽選を実施してこなかったアマゾンと楽天ブックスが発売当日に在庫補充をするのではないかとネット上で憶測が飛び交っていたが、蓋を開けてみればそういうこともなく実に静かなスタートとなった。PS5は今現在も流通量は需要に見合っておらず、予約も抽選の状態が続いている。ソニー側は順次出荷を続けていく方針を表明しているが、クリスマスシーズンのギフトとしてのニーズや巣篭もり需要もあって、ますまず争奪戦は高まりそうだ。