PS5買えた？まだ予約すらできない!?――新型ゲーム機発売史上初の静かな発売日の裏側

　先週の大きなゲームトピックは、間違いなく新型ゲーム機発売だろう。予定どおり、11月10日に新型Xbox、12日にPS5が発売された。新しいゲーム機の発売といえば、毎回長蛇の行列やカウントダウンなどお祭り騒ぎの様相を呈するが、今回はコロナ禍の影響で様子が違った。

やはり日本では苦戦？ 意外と買える新型Xbox

　PS5に先立って、11月10日に販売が開始された新型Xbox。9月25日から各種販売店での予約が始まり、早期に予約満了となった。その後も、一部のオンラインストアでは補充がされたようだが、発売日当日までにほぼ予約できない完売状態に。

　PS5とは異なり、新型Xboxは発売当日から従来どおり店頭での販売も開始。これまでのように当日購入を目当てに行列ができるのかと思いきや、かなり静かなスタートになった。発売日当日に都内の家電量販店を見に行ったが、秋葉原などでは多少の混雑はあったものの、ニュースに取り上げられるようなレベルではなかった。

　しかも、予約では完売していた本体が、一部の量販店では午後になっても待ち時間なしで普通に購入できる店舗も。転売が社会問題となっていることを考えると、発売当日に購入できることはゲームファンにとってもいいことではあるのだが、若干拍子抜けの印象は否めない。

　この背景には、日本でXboxが人気がないことに加え、Halo最新作に代表されるXboxならではのゲームが発売当日に用意できなかったこともあるだろう。ゲーム機としての性能だけで比較すると、PS5の約1.2倍の処理能力があると言われているだけに今回は多少善戦するかと思っていたのだが……。