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『チコちゃんに叱られる!』では“ナイナイ岡村隆史=独身”の世界線が年内まで続く!?

『チコちゃんに叱られる!』ではナイナイ岡村隆史=独身の世界線が年内まで続く!?の画像1
『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

もう取り返しのつかない“岡村イジり”

 11月6日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)は、いつもと違う始まり方だった。MCの岡村隆史がスタジオ入りし、隅っこにあるテーブルに腰を下ろすと、岡村結婚を報じたスポーツ紙を広げてチコちゃんが待ち構えていたのだ。

「大概のことやったら許すけど、今こっちは迷惑しとんねん! チコ全然知らんかったから、岡村のことを独身だのモテないだのって散々言っちゃったじゃないの!」(チコちゃん)

 この番組はチコちゃんのCG処理に時間がかかるため、収録から放送までに約2カ月のラグが生じるとのこと。確かに、『チコちゃん』がリモート収録になったのは他番組と比べてかなり遅かったもんな……。つまり、近々の2カ月間でチコちゃんが岡村の独身をイジっていたとしたら、もう撮り直しはできないのだ。まさに、冒頭から「チコちゃんに叱られる!」な岡村。チコちゃんも、もはやチコ兄(キム兄ならぬ)と呼びたいテンションになっている。というか、そもそも岡村への“独身イジリ”を控えていれば良かっただけの話なのだが……。

「『チコちゃんに叱られる!』的には、あなたが独身だという状態が、あと2カ月も続くっていうことですよ」(チコちゃん)

 つまり、“岡村結婚”がこんなに大々的に発表されて世間から祝福を受けたというのに、番組内では“岡村独身”の世界線が年内いっぱい続くということ。撮り溜めするのも良し悪しなんだな……。

 そういえば、結婚できない岡村をイジる「キョエちゃんが行く! 日本全国 岡村嫁探しの旅」というコーナーが数カ月前まで放送されていた。同企画は視聴者の不評を買って炎上騒ぎを起こしてしまったが、今振り返ると“岡村結婚”への壮大なフリになっていた。

71歳の大竹まことに塩分を摂らせまくる無茶な実験

 さて、今回のゲストは、共に初登場の中条あやみと高橋英樹。実は、高橋はこの番組の熱心な視聴者で、妻の小林亜紀子は愛犬のチロコちゃんをチコに改名しようと考えているそうだ。そこまでしなくても……。

 さて、この日最初のテーマは「なんでフライドポテトは(食べるのが)止まらなくなるの?」という疑問である。いや、個人的にかっぱえびせんは止まらなくなるけども、フライドポテトは途中で飽きるけどなあ……。兎にも角にも、チコちゃんが発表した答えは「カリウムとナトリウムの無限ループが生まれるから」だった。

 詳しく教えてくれるのは、服部栄養専門学校の鈴木章生専任教授だ。曰く、「やめられない、止まらない」という食べ物には2つ条件があり、フライドポテトはこの条件を満たす食べ物だそう。1つ目の条件は、油で揚げていること。油は口に入れると唾液によって脂肪酸に分解され、舌がその脂肪酸を感知すると脳に味を伝える能力が格段にアップ。食べ物の甘みや旨味を強く感じるようになる。油で揚げることでポテトはより美味しく感じられ、幸福感を得ることができるのだ。

 2つ目の条件は、塩のナトリウムとジャガイモのカリウムの無限ループ。実は、これがフライドポテトが止まらなくなる最大の原因である。人間にとって必要不可欠な栄養素であるカリウムと塩分のナトリウム。この2つの栄養素は適切な割合を保つことで細胞や血圧を正常に機能させる。ジャガイモにはカリウムが豊富に含まれており、これを食べると体の中にカリウムがどんどん増えてしまう。そうすると、正常なバランスに戻すために塩分が欲しくなるのだ。つまり、フライドポテトを食べるとカリウムの量が増えて塩分が欲しくなり、塩が付いたフライドポテトを食べたくなる。すると、またカリウムの量が増えるので塩分が欲しくなり、塩が付いたフライドポテトを食べてしまう……という無限ループが生まれる。システムだけ聞いてると、抜け出すことのできないちょっとした合法ドラッグに思えてしまうのだけど。フライドポテトは恐ろしい食べ物だ。

 ということは、カリウムが豊富に含まれているものを油で揚げ、塩で味付けすれば止まらなくなるということ? そこで検証! 番組の常連である大竹まことを被験者に、ある実験が行われた。ジャガイモよりカリウムを多く含む食材を塩で味付けして油で揚げ、目隠しした大竹に食べてもらうという内容だ。やはり、大竹は無限ループにはまってしまうのか? でも、大竹はもう塩分を控えなきゃいけない年齢(71歳)なのだけど……。

 あらかじめ、大竹にはアイマスクを着用してもらった。食材の先入観をなくした状態で実験に臨むためである。最初の1品目は、ジャガイモのおよそ1.5倍のカリウムを含む食材・里芋。これを揚げた“フライド里芋”を大竹に食べてもらう。すると、次から次へと“フライド里芋”に手を伸ばし始める大竹。「おいしいよ、まあまあ」と好感触だ。しかし、目隠しを外して里芋を確かめた途端、「ちょっとねちっこいよね、ジャガイモより。止まらないかどうかまではちょっと……」と冴えない反応を見せた。ジャガイモほどの無限ループではないようだ。

 続く2品目は、カリウム量がジャガイモの約2倍ある“フライドアボカド”の登場だ。すると、ここでハプニング発生。アイマスクを外した大竹は「こんなに食ったの!? 俺、アボカド好きじゃないんだよ」と驚愕のカミングアウト! 嫌いな食べ物なんだから“やめられない、止まらない”になるわけがない。というか、アボカドがアレルギーの人は多いのに、なかなか無茶な実験をしているな。

 最後の3品目は、カリウム量がジャガイモの約3倍ある“フライド乾燥バナナ”だ。今度こそ止まらなくなるのでは? と期待は高まったが、大竹は一口入れた途端「甘くて、ダメだこれ」と渋いリアクション! しかも、目隠しを取ってバナナを目視すると「マズイよ!」と禁断の一言を……。最終的に、“正統派”と呼べるフライドポテトを口にした大竹は「うまい、1番うまい!」とご満悦の表情を浮かべた。

 つまり、カリウムが多ければ手が止まらなくなるわけではないということだ。これは、番組にとって都合の悪い実験結果でもある。スタッフは、鈴木教授に理由を聞いてみた。

「それはおいしくなかったんですね。マズかったからですよ。そう思いますよ。ハハハ~」(鈴木教授)

 というわけで、軌道修正。実証実験を経て番組が導き出した正解は「おいしいから」になってしまった。というか、カリウムとナトリウムの無限ループなんだから、素直にスイカ(カリウム)と塩(ナトリウム)で試せばよかったのに……。

 最後に、塚原愛アナから補足情報が。ビールを飲むと塩を振った枝豆が食べたくなるのは、枝豆にカリウムが含まれているからだそうだ。さらに、ビールにもカリウムが豊富に含まれているので、塩がついた枝豆についつい手が伸びてしまうらしい。それならば、大竹にも枝豆を試してあげてよ!

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