秋元康ドラマ『共演NG』は「東出不倫のオマージュ」? 浮かぶ3つの共通点
#鈴木京香 #大根仁 #秋元康 #中井貴一 #共演NG
もしこれが、彼らへの“イジリ”なのだとすれば……。
現実世界とリンクした痛快な小ネタが評判のドラマ『共演NG』(テレビ東京系)。11月9日に放送された第3話は“不倫スキャンダル”がテーマとなっており、その内容が今年1月に発覚した東出昌大と唐田えりかの不倫スキャンダルを彷彿とさせると話題になっている。
『共演NG』第3話では、業界の“共演NG”な俳優たちが集められたドラマの現場で、キャストの佐久間純(細田善彦)と篠塚美里(若月佑美)の熱愛が発覚。しかし、佐久間は既婚者であり、これは不倫にあたる。世間からは容赦ないバッシングが浴びせられ、2人は謝罪会見を強いられるのであった――。
●東出不倫との共通点
ここからは、話題となっている東出の不倫騒動との共通点を分析し、『共演NG』第3話のモチーフは同騒動なのか否かを考察していく。
共通点① ドラマスタート直後に不倫が発覚
『共演NG』の佐久間は、出演ドラマ『殺したいほど愛してる』第1話の放送を終えたタイミングで不倫スキャンダルが発覚。一方で東出も不倫が報じられたのは、桐谷健太とのW主演ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)第1話の放送直後であった。現場で肩身狭そうにしている佐久間の姿は、週刊誌につづられた事件直後の東出の様子と重なるものがある。
共通点② 出演ドラマのセリフが“ブーメラン”
『殺したいほど愛してる』の収録中に、佐久間が父親の不倫を咎めるセリフが言えずにパニック状態になってしまうシーンが。東出も『ケイジとケンジ』で、「あなたもう二度と娘さんには会えなくなるかもしれないんですよ」などと“ブーメラン”なセリフを度々発しており、ネットでは「これ言ってる東出さんどんな気持ちなんだろ」などと波紋を呼んでいた。
共通点③ 問題点が別のところへ
『共演NG』第3話が伝えたかったのは、恐らく、「芸能界における不祥事は、問題がすり替わっているのではないか」ということ。迷惑をかけたのは家族なのに、世間に向かって謝罪をしなければいけない佐久間と篠崎たち。頭を下げる彼らの隣で、主人公の遠山英二(中井貴一)は、「世間じゃない、あなたたちが騒いでるんです」とマスコミを一喝した。東出の謝罪会見でも、「妻と愛人どちらが好きか」というリポーターの質問が物議を醸していた。家族間のデリケートな問題が、だんだんと他人の興味本位な話題へとすり替わってしまったのだ。
以上3点が、『共演NG』と東出の不倫騒動の共通点である。改めて分析してみると、これは、制作陣からしてみたら、不条理とも感じられた不倫スキャンダルを乗り越えようとする東出たちへの、ある意味の“オマージュ(賛辞)”なのではないか思ってしまうのが素直な感想だ。また、『共演NG』内では、佐久間が「本気なんです」と、篠崎への愛が本物であることを主張するシーンも。これが、東出と唐田への“イジリ”なのだとすれば、あの一件もドラマでネタ化されるほど風化してきているのかもしれない。
■番組情報
『共演NG』
テレビ東京系/毎週月曜日22時~
出演:中井貴一、鈴木京香、山口紗弥加、猫背椿、斎藤工、リリー・フランキー、里見浩太朗、堀部圭亮、細田善彦、小澤廉、若月佑美、小野花梨、小野塚勇人、森永悠希、小島藤子、岡部たかし、迫田孝也、岩谷健司、瀧内公美、橋本じゅん
企画・原作:秋元康
監督:大根仁
脚本:大根仁、樋口卓治
プロデュース:稲田秀樹、祖父江里奈、合田知弘、浅野澄美
音楽:堀込高樹(KIRINJI)
主題歌:Novelbright 「あなたを求めただけなのに」
制作:テレビ東京/FCC
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kyouen_ng/
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