仲野太賀を影で支える父・中野英雄が行った「暴力団との絶縁宣言」
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森七菜が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『この愛あたためますか』。
連ドラ初主演となる森のほか、若手注目株の石橋静河や人気俳優・中村倫也などの出演でも話題だが、なかでも人気急上昇中なのが仲野太賀だ。森演じる主人公と共にコンビニスイーツを開発する役どころで、社長役の中村を凌ぐ人気ぶりだというが、所属事務所「スターダストプロモーション」は、太賀の父親でVシネマ男優の中野英雄の存在がマスコミに触れられることを嫌がっているという。
「太賀は親の七光リでブレークしたのではなく、自力で這い上がってここまで来た。それだけに、本人はさておき、事務所としては、過去に暴力団との関係を取り沙汰された父親の名前を出されたくない。実際、スポーツ紙などに“不必要に父親の名前を出さないでくれ”と要請をかけてますよ」(スポーツ紙記者)
太賀は2006年、13歳のときに母親が代表を務める芸能事務所からデビューした後、太賀が尊敬する俳優・山田孝之が所属するスターダストに移籍。ドラマや映画への出演を重ね、今年に入ってからは主演映画『静かな雨』『生きちゃった』『泣く子はいねぇが』の3本が立て続けに公開され、さらに、テレビでは、南海キャンディーズ・山里亮太の短編小説が原作のドラマ『あのコの夢を見たんです』(テレビ東京)で主演を演じるほか、前出の『この愛あたためますか』では準主演クラスのポジションを務めている。
「16年に放送されたTBS系日曜劇場『仰げば尊し』では、千葉真一の長男・新田真剣佑や俳優・村上淳と歌手のUAの息子である村上虹郎といった二世タレントの出演が話題になりましたが、なかでも異彩を放ったのが中野英雄の次男である太賀だったんです。ただ、中野はかつて暴力団との関係を報じられたこともあって、世間のイメージが悪い。なので、その頃から事務所は二世タレント扱いに神経質になっていました」(夕刊紙デスク)
Vシネマ男優として活躍していた中野は、暴力団排除条例が施行される前、同じくVシネ男優の清水健太郎らと共に、“闇金の帝王“と呼ばれた山口組系の暴力団幹部Kと銀座の高級クラブでしばしば豪遊していた。その現場は、筆者も何度か目撃していた。
「ただ、清水が親分のように夜の銀座を肩切って歩くので、本物のヤクザであるKは面白くなかったようです。その後、清水は外され、中野が場を仕切っていました」(クラブ関係者)
中野といえば、10年に公開された北野武監督の『アウトレイジ』に起用されているが、同映画は前評判を覆して興行配収7億5000万円のヒットを記録。北野監督は第2弾となる『アウトレイジ ビヨンド』を企画したが、前作でキーマンを演じた中野は、第2弾でも欠かせない存在だった。
「第2弾は、11年4月にクランクインする予定だったんですが、その年の3月11日に東日本大震災が発生したため、クランクインは無期延期となりました。その間に、東京都で暴排条例が施行されることになり、警視庁から密接交際者の疑いがあるとしてマークされていた中野の出演が怪しくなったんです。そこで、映画プロデューサーで、当時たけしが所属していた『オフィス北野』の森昌行社長が問い質すと、中野は暴力団との関係を認めたうえで、“役者を続けたいから、暴力団絶縁宣言する”と誓ったんです」(元オフィス北野関係者)
森社長が中野の暴力団絶縁宣言を掲載するマスコミ媒体として指名したのは、「週刊文春」や「週刊新潮」ではなく、暴力団情報に強い「週刊実話」だった。そこで筆者が中野を取材し、絶縁宣言の記事が掲載された。
結果、中野は『アウトレイジ ビヨンド』に出演。第3弾の『アウトレイジ 最終章』にまでつながった。
もっとも、北野作品に出演した俳優は、豊川悦司、佐野史郎、寺島進、勝村政信、故・大杉連さんと、多くがブレークし活動の幅を広げていったのにもかかわらず、中野はいまいちブレークしなかった。
「絶縁宣言をバックアップした妻が代表を務める事務所も辞めて、Vシネなどではがんばってはいますが、暴力団との交際歴が足かせになっているのか、メジャー作品からは声がかかっていません。いい役者だと思うのですが……。今は、次男の成功を陰ながら支えているようです」(知人のドラマスタッフ)
最近の中野は、自身のTwitterで太賀の活躍ぶりを報じた記事を拡散するなど“親バカ”ぶりを発揮しているが、息子のためにも、暴力団絶縁宣言を反故にしないことが、親としての最低限の務めかもしれない。
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