『噂の!東京マガジン』ついに打ち切り! 時代においつけず問題発言だらけ…清水国明らはテレビ失職の可能性も
#TBS
TBSの人気情報番組『噂の!東京マガジン』(日曜午後1時~)が、2021年3月で打ち切りになる。
同番組は1989年10月にスタートした超長寿番組で、32年目に入ったところ。司会は元NHKアナウンサーの森本毅郎、アシスタントを元フジテレビの小島奈津子が務め、競馬評論家の井崎脩五郎、清水国明、山口良一、笑福亭笑瓶、風見しんご、深沢邦之がレギュラー陣に名を連ねている。
報道番組がなかなか取り上げられない地域の問題を現場に行って調査する「噂の現場」も好評。ただし、よくわからない市民団体やナニが問題かわからないのに揉めてるものも多かった。
さらに街頭で若い女性に声を掛け、お題の料理を、その場で作ってもらう企画の「やって!TRY」は、おじさんコメンテーターたちが“若い女性は料理ができない!”という“古き良き感性”を令和の今でもひきついでおり近年、炎上の種となっていた。令和に入ってからは、男性もターゲットになり、「そういうことじゃないだろ」とのツッコミもあった。
ただ、全盛期ほどではないが、現在でも視聴率はまだまだ堅調。直近の8日放送回は8.1%(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率)で、同時間帯トップ。そんな番組になぜ見切りをつけないといけなくなったのか?
「視聴率がよくても、CMが入りづらい状況にあるようです。同番組はレギュラー陣の入れ替えをほとんどしてこなかったため、出演者の高齢化が顕著。一番若い小島でさえ52歳で、風見、深沢も50代。。山口、笑瓶は60代、井崎、清水は70代、森本に至っては80代。これでは視聴者層も高齢化し、若年層の視聴者が取り込めるはずがありません。商品の購買につながる若い人たちが見てくれなければ、CMスポンサーもつかないんです。今年はただでさえ新型コロナウイルスの影響で広告収入が減っているんですから番組として成り立ちません」(テレビ局関係者)
さらに、「CM広告が減っているのにかかわらず、制作費がかかっているため、番組の維持ができないのでしょう。レギュラー陣は当初は、まだ若くて人気もあったので出演料が高かった。需要がなくなった今でもそのままのようで、今さら『ギャラを大幅ダウンしてくれ』などとは言えない。視聴率がよくても、採算が合っていない以上、打ち切るしかないのでしょう」(同)
こうなると、心配なのはレギュラー陣の行く末だ。小島は『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)などほかに出演番組があり、井崎は専門分野の競馬があるからまだいい。だが、そのほかのメンバーはラジオならともかく、もはや需要もなく、地上波テレビでの新規レギュラー獲得は厳しそう。そうなると、テレビ業界では失職してしまう可能性も出てくる。
視聴者にとって、打ち切りは残念至極だろうが、これも時代の流れ。同局としては、若い視聴者を獲得できるような番組を制作して、CM収入増を図っていくしかないのだろう。
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