阪神ドラフト1位佐藤に、指導者から「内野お願い」発言 虎関係者は不快感
2020/11/11 22:00
#阪神タイガース #ドラフト
4球団競合の末、阪神タイガースが獲得交渉権を得た今年のドラフト1位、近畿大学の佐藤輝明選手。そのプロ入り後のポジションをめぐって、ある指導者の発言が球界内で波紋を呼んでいる。
8日に大阪市内で行われた「関西地区大学野球選手権」の決勝を、延長サヨナラ勝ちで制した佐藤。その指導者こそ、かつて高校野球の強豪校・上宮高で数々のプロ野球選手を送り出した田中秀昌監督だ。
「関西ナンバーワンになれて嬉しい」と喜んだが、この日が大学最後のゲームとなった佐藤について改めて「内野手でみてほしい。三塁、一塁でも内野を守ってもらいたい」と発言したのだ。アマ野球関係者が新人選手のプロ入り後のポジションに注文を付けること自体、超異例のこと。球界関係者は「タイガースサイドを刺激しなければいいのですが」と困惑している。
「田中監督は名将としても知られていますが、何せ脱線トークを含めてよくしゃべる人(笑)。阪神・矢野監督に対して『内野を守らせろ』発言はドラフト指名翌日、球団の挨拶後の会見でも発言しており、今回が2回目。それだけ、佐藤選手の良さを知り大成してほしいと願っているのはよくわかりますが、やはりプロに入れば競争ですから。それをわざわざ2回も注文すること自体、快く思っていない関係者多い。今後、いい選手がいても指名回避につながる球団すらあり得る」(スポーツ紙運動部デスク)
長身のスラッガーとして活躍が期待されている佐藤にとってはとんだお節介だろうが、まずは実力でポジションを奪えるか?
最終更新:2020/11/11 22:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
8:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化