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『鬼滅の刃』ブーム、台湾でも拡大中! 女性議員から裁判官まで“禰豆子コスプレ”が止まらない!

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士林地方法院の蘇素娥裁判官(アップルデイリー)

 今更特筆するべきことでもないが、鬼滅ブームの勢いが留まることを知らない。劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が10月16日(金)から公開され、17日間で観客動員1,189万1,254人、興行収入157億9,936万5,450円を突破したことが明らかになった。

 この勢いは、日本だけにとどまらない。台湾では、10月30日から劇場公開され、3日間で観客動員数が約47万人、興行収入約4.3億円を突破し、台湾のアニメ映画における初週の興行収入で歴代1位を記録したのだ。さらに台湾での流行ぶりは裁判所にまで及んでいる。

 台湾メディア・アップルデイリー(10月31日付け)は、ハロウィンを迎えたこの日、台湾台北市にある士林地方法院(地方裁判所に相当)が、子どもたちを集めたハロウィンパーティーを行ったことを伝えている。近所の子供たちが思い思いの仮装に身を包み、裁判所に集まる中、最も注目されたのは子供ではなく同裁判所で裁判官を務める女性の姿だったのだ。

 女性裁判官は、台湾でもブームとなっている『鬼滅の刃』の人気キャラクター・禰豆子のコスプレ姿で登場すると、子どもたちに混ざりダンスを披露するなど、誰よりもハロウィンを楽しんでいる様子だ。記事によると、台湾では2023年より裁判員制度が開始されることとなっており、その啓蒙活動の一環として裁判官自らコスプレに身を包み市民との交流を行うことが目的だったようだ。

 実は鬼滅人気にあやかろうとしているのは裁判所だけではなかった。台湾新竹市議員の美人議員・李妍慧氏も禰豆子のコスプレ姿を自身のSNSで公開している他、新竹市区長も主人公・竈門炭治郎のコスプレ衣装をSNSで公開している。

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新竹市議員の李妍慧議員(自由時報)

 台湾ではハロウィン当日、各地で市民による仮装行列が催されたのだが、今年は圧倒的に『鬼滅の刃』のキャラクターの衣装に身を包む市民が目立っていたようだ。台湾の映画館の中には、鬼滅映画を一日57回上映したところもあり、台湾での鬼滅ブームは今後もまだまだ続きそうだ。

廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)

明治大学卒業後、中国の重慶大学へ留学。メディア論を学び、帰国後は中国の社会問題についてウェブメディアを中心に執筆している。

ひろせだいすけ

最終更新:2020/11/13 18:08
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