ポケモン声優・松本梨香、一生支えると決めた兄の死に挫折…壮絶な人生に「泣いた」の声
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11月9日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007合体SP』(日本テレビ系)に声優の松本梨香が出演。松本と言えば、アニメ「ポケットモンスター」のサトシ役を23年間務めているが、デビュー作は『おそ松くん』のチョロ松。アニメだけではなく海外ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』のケリー役も務めるなど、数多くの吹き替えも担当しているレジェンド声優だ。だが、意外にも元から声優を目指していたわけではないという。
松本の父親は、大衆演劇の座長を務めており父の舞台を継ぐのが松本の夢だったとか。また、1歳年上の兄は障害があり喋れなかったが、幼いころから松本は「兄ちゃんを受け入れない友達はいらない」と常に大好きな兄のことを考えていたとか。「兄ちゃんは一緒に住むから、ちゃんと理解してくれる人じゃないと結婚できない」と、一生支えると決めていたほど、仲が良かったようだ。
そして、松本は高校を卒業してから1年後、『雨』という作品で大役を務めることになり、父の舞台を継ぐという夢に一歩近づいたが、舞台中に兄が心筋梗塞で急逝。21歳だった。また、舞台に穴をあけるわけにはいかず葬儀にも出席できなかったようだ。
「さらに不幸は続き、松本自身も結核になり医師から『舞台やったら死ぬと思ってください』と宣告されたといいます。大好きな兄と夢を同時に失った松本でしたが、そんなときに声をかけてくれたのが養成所時代の同期である声優の山寺宏一だったようです。デビュー作の『おそ松くん』では、オーディションでダジャレやオチを自分で付け加えるなどのアドリブをし、大衆演劇で学んだ“人を楽しませる姿勢”が功を奏し、声優に合格したと明かしていました。
レジェンド声優の知られざる壮絶な人生の告白に、視聴者からは『松本梨香さんの深イイ話。泣けて泣けて……こんな過去があったなんて』『サトシ役の声優の人、生き様がサトシ過ぎて泣く。』『松本梨香さんと兄とのエピソードは、マジで運命的なんだよな』と感動した人が多くあがっていました」(芸能ライター)
アニメや戦隊モノが大好きだったという松本の兄。今は、声優が「めちゃくちゃ楽しいです。なるべくしてなった」と感じているという松本。「お母さんのおなかの中に、兄ちゃんが忘れてきたものを私があとから全部もらって生まれてきた。あの頃の兄ちゃんと一緒に過ごしたものが表現につながっている」と語る松本の姿に、涙した視聴者が多かったようだ。
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