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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『共演NG』想起される峯岸みなみの謝罪

秋元康『共演NG』で「不倫謝罪」の風潮を皮肉るも、想起される峯岸みなみの丸刈り謝罪

『共演NG』公式サイトより

 「どの口が言ってるんだ」の声も……。

 秋元康が手がけるドラマ『共演NG』(テレビ東京系)の第3話が、11月9日に放送された。今回は芸能界における不倫スキャンダルがテーマとなっていたが、その内容が賛否を呼んでいる。

 “共演NG”のキャストたちが勢揃いしたドラマ『殺したいほど愛してる』の現場は相変らず殺伐としていたが、ある日、キャストの佐久間純(細田善彦)と篠塚美里(若月佑美)との不倫スキャンダルが報道される。翌日、撮影現場で2人は声を震わせながら共演者たちに謝罪。主役の遠山英二(中井貴一)や大園瞳(鈴木京香)が「大丈夫だから」となだめるも、本人たちは重い責任を感じているようだった。

 それもそのはず、世間からは容赦ないバッシングが相次いでいた。スポンサーは、2人を降板させない代わりに“謝罪会見”を要求。それを受けてショーランナー・市原龍(斎藤工)が作った謝罪会見シナリオは、遠山と大園を含めた4人で謝罪するというもの。大園は、25年前に遠山と破局した際にメディアに追い詰められた時のことを思い出し、力を貸すことを決意。それにつられて、遠山も謝罪会見への出席を決めた。

 案の定、謝罪会見は大荒れだった。佐久間と篠塚が誠心誠意謝罪するも、記者からはデリカシーのない質問が飛び交う。そんな中、普段は気の弱い遠山が「いつまでこんなことやるんですか」と声を荒げる。そして「叩いて追い詰めて、面白半分に世間から葬ろうとする。そんなことまでする必要ありますか」と続けた。すると他の共演者たちが次々と会見の舞台にやってきて、2人のために謝罪するのであった。

 「芸能人のプライベートに一般人が介入していいのか」、そんな世間のモヤモヤを代弁してくれた『共演NG』第3話。中井演じる遠山のセリフに感動や称賛の声が続出する一方で、『共演NG』の企画・原作を担当する秋元への“ある指摘”も寄せられている。

 「元AKB48・峯岸みなみさんの熱愛が発覚した際の“丸刈り謝罪”を引き合いに出して、『どの口が言っているんだ』という声も上がっています。峯岸さんは丸刈りについて『自分で決めた』と話していますが、当時は、それを良しとした運営サイドの対応も波紋を呼んでいました。その事件と遠山のセリフを照らし合わせて、矛盾を感じている視聴者もいるようです」(芸能ライター)

 今回の脚本に秋元がどれだけ関わっているかは定かではないが、一部の視聴者には違和感が残ってしまったようだ。

■番組情報
『共演NG』
テレビ東京系/毎週月曜日22時~
出演:中井貴一、鈴木京香、山口紗弥加、猫背椿、斎藤工、リリー・フランキー、里見浩太朗、堀部圭亮、細田善彦、小澤廉、若月佑美、小野花梨、小野塚勇人、森永悠希、小島藤子、岡部たかし、迫田孝也、岩谷健司、瀧内公美、橋本じゅん
企画・原作:秋元康
監督:大根仁
脚本:大根仁、樋口卓治
プロデュース:稲田秀樹、祖父江里奈、合田知弘、浅野澄美
音楽:堀込高樹(KIRINJI)
主題歌:Novelbright 「あなたを求めただけなのに」
制作:テレビ東京/FCC
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kyouen_ng/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2020/11/10 16:04
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