東武東上線の地味な駅が意外な狙い目!? 絶妙な住みやすさと再開発で地価も高騰か (上板橋編)
#不動産投資 #東京これから買える街 #上板橋 #東武東上線
多くの人が買うマンション価格はどうなのか?
最後に、東京カンテイが発表しているファミリー向け中古マンションの坪単価の推移をまとめました。
3-4.上板橋駅周辺の中古マンションの単価の推移
中古マンションの単価のトレンドを知るため、東京カンテイによる築10年程度で平均専有面積60平米程度のマンションの坪単価を基に推移グラフを作成してみました。アベノミクス本格的に開始された2015年以降、5年ごとの単価を基に判断すると、15%以上の上昇を見せています。直近の取引事例を基に推計すると、2019年と2020年の坪単価はあまり変わっていないようです。武蔵小杉他再開発エリアの例を参考にすると、今後、再開発工事が進み、マンションやビルが建つタイミングで、このトレンドは強く出てくるものと推測されます。
4.結び
さて、本連載「東京、これから買える街」では、将来何かあった時を含め、売却しても現金が残る不動産を購入できる街を、データを基に探していきます。主に再開発や新駅開通等の計画や初期段階で不動産を購入することで利便性などの街の成長や資産価格向上の恩恵を受けることを目的にしています。
今回見た上板橋駅周辺の不動産価格は、コロナ禍による郊外ターミナル駅への移住を求める影響が今後出てくる可能性がありつつも、上記図面のようにときわ台から東武練馬エリアは台地面にあり、海抜高度が高く、起伏の少ない平坦面になっています。関東ローム層と呼ばれる火山灰土で覆われ、自然堆積したローム土は、安定しており比較的大きな強度が期待でき、表土部分に注意すれば住宅地盤として良好な場合があります。
さらに、城北中央公園を軸とした住環境の良さと今後、5年、10年間で行われる再開発を前提に考えると、今後マイナスに進む可能性が考えづらく、また、池袋駅への利便性を備えた板橋区全体の人口の推移と合わせ、これらの資産価値が伸びることはあっても、急速に萎む可能性は少ないものと思われます。
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