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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 錦戸&赤西・佐藤健がぶち壊したテレビの価値
放送作家が人気動画を分析「YouTubeには手を出すな」6

錦戸亮・赤西仁・佐藤健がぶち壊したテレビの価値観 テレビはもうキャスティングでYouTubeに勝てない!?

テレビのキャスティング力が負ける

 こうなってくると、テレビの価値観はいよいよ崩壊します。

 テレビで上記のような友人関係を披露するには番組の格やギャラが問われ、成立しないことが多い。でも、YouTubeならLINEひとつで成立してしまう。これからは、とっておきのネタほどテレビではなく自分のメディアで発信するようになる。その方が自分のためになりますから、当然の流れです。

 錦戸亮、赤西仁、山田孝之、小栗旬、佐藤健……こんなメンツを集めたテレビ番組は不可能に近い。この先はますますそうなるでしょう。もうテレビはキャスティングでYouTubeに勝てない。そんな時代になったのです。

 個人メディアがより力を持ち、それだけで十分な富と名声を得られるようになってしまったら……テレビとYouTube、逆転のカウントダウンはもう始まっているのかもしれません。

谷田彰吾(放送作家)

クロスボーダークリエイター・放送作家 / TVクリエイターギルド 株式会社VVQ代表 ドキュメンタリー番組『プロ野球戦⼒外通告』『バース・デイ』、有吉弘⾏、乃⽊坂46、池上彰などのバラエティ番組を構成。YouTubeでは『上原浩治の雑談魂』などを担当。放送作家だけでなく広告プランナーとしても活動。業界の垣根を超えたクロスボーダークリエイティブがモットー

YouTubeには手を出すな

Twitter:@VVQ_SHOWGO

【VVQ】

たにだしょうご

最終更新:2021/01/02 14:30
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