『チコちゃんに叱られる!』岡村隆史に「話したいけど話せないことはある?」シレっと聞くチコちゃん
#和田アキ子 #岡村隆史 #みやぞん #チコちゃんに叱られる!
10月30日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは「アコちゃん」こと和田アキ子とANZEN漫才のみやぞん。どちらも2回目の登場だ。
このときの和田の『チコちゃん』出演には秘話がある。10月27日深夜放送『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で明かされたのは、爆問が和田に会った際に聞き出したエピソードだ。実は『チコちゃん』出演時、和田は岡村の顔つきがいつもと違うことに気付いたらしい。気になった和田が「お前、彼女でもできたんちゃうか?」と問うと岡村の顔色は一変し、「アッコさん、誰にも言わないでください。実は結婚するんです」と打ち明けたというのだ。つまり、この収録のときに和田は岡村から結婚を報告されたということ。相方の矢部浩之が岡村に結婚を知らされたのは、公式発表直前の10月19日だというのに……。
チコちゃんにメロメロの和田アキ子
この日最初のテーマの回答者を決めるべく、チコちゃんはスタジオの3人に「この中で一番、料理上手でステキな大人ってだーれ?」と問いかけた。該当するのは和田しかいないだろう。ちなみに、彼女はいつも料理を多めに作りがちだそう。今夏は夫と2人だけなのに、なんとそうめんを12束も茹でたそうだ。
チコちゃん 「茹でるときの12束なんて、人差し指と親指で“チョイッ”とつまむ程度でしょ?」
和田 「チコちゃん、アコちゃん怖いの知ってる?」
チコちゃん 「ハハハハ。でもねえ、そういう大きいネタは笑って許してくれるって聞いてます」
和田 「うまい……! また好きになっちゃったぁ」
そんな上機嫌の和田に投げかけられたのは、「なんで売っている野菜は同じ大きさなの?」という疑問だ。和田は「タネの大きさで決まるんじゃないですか? タネの長さ? タネの太さ?」と闇雲に回答したが、チコちゃんから「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱り飛ばされてしまう。
でも、確かにスーパーで売っている野菜って同じような大きさのものばかりだ。あれは、なぜなのか。何か規格があるのだろうか? チコちゃんが発表した答えは「F1だから」というものだった。いや、それだけじゃさっぱりわからないんだけども……。
スーパー等で売られている野菜の多くが似た大きさになる理由は、野菜が「F1種」のものだから。このF1種とはタネの種類を指すようだ。野菜のタネはF1種と固定種(もしくは在来種)の2つに大きく分かれる。そして現在、スーパーでよく見る野菜はほとんどのものがF1種で、大きさはほぼ同じだ。一方、京野菜や加賀野菜などに代表される固定種の野菜は大きさや形がバラバラになる。
昭和初期までは固定種の野菜が一般的だったが、戦後、人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料確保をするために品種改良が行われてきた。その際にメンデルの法則が活用され、F1種のタネが作られるようになったらしい……というか、中学の理科の時間に習ったはずのメンデルの法則をほとんど覚えていない! なので、実際にメンデルが行った実験に基づき、えんどう豆を用いて法則を復習してみたい。丸いえんどう豆としわしわのえんどう豆の2つを掛け合わせたところ、全てが丸い豆になる。これは、丸い豆は特徴が現れやすい遺伝子で、しわしわの豆は特徴が現れにくい遺伝子だったから。説明すると、特徴が現れやすい丸い豆の遺伝子を「AA」、特徴が現れにくいしわしわの豆の遺伝子を「aa」と記号で表した場合、掛け合わせると全て「Aa」となる。こうなった場合、Aの特徴(丸い)だけが表に現れるのだ。これが「優勢の法則」である。
この法則を最大限に生かし、遺伝的に異なる2つの純系の親を交配させたのがF1種だ。“見た目がきれいな野菜”と“病気に強い野菜”をかけ合わせると、2つの品種のいいとこ取りな“きれいで強い野菜”が生まれる。このタネからできた第1世代の野菜は形状が均一で成長が早く、病気にも強いのが特徴。これが高度経済成長期の大量生産、大量消費の時代にマッチし、1960年代頃から一気に普及していった。しかし、2代目の野菜はそうもいかず、“見た目はきれいだけど病気に弱い野菜”“見た目は悪いけど病気に強い野菜”“見た目が悪くて病気に弱い野菜”などもできてしまう。だから、農家は野菜からタネをとらずに新しいF1種のタネを撒いて野菜を育てるのだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事