押井守原案の映画『ビューティフルドリーマー』 主演の小川紗良が語る「メタ作品」の撮影舞台裏
#映画 #小川紗良
押井守監督らが参加する映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」の第1弾作品として、本日11月6日から本広克行監督の映画『ビューティフルドリーマー』がテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開される。
これを記念して、今回は本作で主演を務めた小川紗良さんにインタビューを敢行。女優としてだけでなく、映画監督としても長編映画監督デビュー作『海辺の金魚』の公開を控えるなど国際的に注目されている彼女に、本作の魅力や製作秘話を聞いた。
■押井守が原案を書き下ろし
日本映画界に多大な影響を与えた「日本アート・シアター・ギルド(ATG)」に着想を得て発足した「Cinema Lab」は、「限られた制作予算」のみを条件に、日本映画界の鬼才監督による野心的な企画の映画化を掲げる映画レーベル。若い才能たちの予測不可能な化学反応によって、監督の自由な作家性を最大限に生かした映画の製作・公開を目指している。
『ビューティフルドリーマー』は『踊る大捜査線』シリーズなどで知られるヒットメイカー本広監督が、押井監督が書き下ろした原案本「夢みる人」を実写映画化。とある大学の映画研究会に伝わる「撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる」という、いわくつき台本の映画化に挑む部員たちの姿、創作の熱狂を描く。
劇中で映研の監督役としてメンバーをリードする主人公・サラを演じた小川さんだが、劇中劇を創作するシチュエーションや役名からもわかるように、役者のみならず映像作家としても注目されている小川紗良本人をオーバーラップさせた起用だ。
「本広さんがディレクションされていた『さぬき映画祭』で、私の監督作や出演作をかけていただいたご縁もあったのですが、今回こうした自分に近い役をいただけてうれしかったですね。逆に近すぎて、どこまで自分でどこから役なのかという線引き、役作りの部分が難しかったですけど(笑)」
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