阪神、内部情報がだだ漏れ! ベテラン選手、戦力外通告期間より前に退団がバレる異常事態
#プロ野球 #阪神タイガース #戦力外通告
プロ野球、阪神タイガースの福留孝介、能見篤史、上本博紀の3選手が球団を退団することを決断した。容赦ないベテランの首切りとなったわけだが、周囲からは予想以上にブーイングが飛んでいる。
今年、40歳を超えてプレーしていた福留と能見はともに実力を発揮できないまま2軍降格、あるいは登板機会が激減していた。
「福留は成績不振に加えて、9月にチームの新型コロナウイルス感染に関して会食を主催した責任を球団が負わせていることも、かなり影響している。それ以前に2019年から、矢野監督が明らかな“能見外し”を断行。ユニホームを脱がせる方向にもっていこうとしているのが明確だった」(プロ野球OB)
上本も糸原、木浪や3年目の小幡の台頭に飲まれてしまったことで活躍の場を失った。別の球界関係者は「ファンは『成績が出ていないから戦力外は仕方がない』とか『戦力外通告期間より前に言ってもらえただけ、御の字』などいう声も多いですが、球界の常識から考えたら、とんでもないことが阪神内で起こっている」と暴露する。
「まず、3選手の退団が、戦力外通告期間より前に漏れたこと自体、球団の情報管理が徹底されていない証拠。ライバルの巨人なら広報セクションの責任者の首が飛ぶような出来事です。ですが、阪神では毎年のようにベテラン、人気選手の退団がいとも簡単にマスコミに漏れているので、確実に球団関係者が情報漏えいに関わっています。今年の場合は福留の来季構想外を日刊スポーツが報じれば、翌日に能見の退団報道をスポーツニッポンが手掛けた。すると、今度は数日遅れで上本の退団をデイリースポーツが、遅ればせながら書いてきた。毎年、こんな調子ですから選手も『球団は信用ならない』となるわけです」(同)
さらに球団には、別の問題も。
「どの球団でも必ず、功労者ほど事前に来季以降の希望に対するヒアリングを行って、それを踏まえて具体的な提示をするもの。ですが阪神の場合は、それがほぼない状態なんです。さらに、例えば引退したとして、その後のポストについてもアカデミーコーチや甲子園球場に隣接する博物館のアンバサダーなど、指導者とは全く無関係な仕事ばかりです。ちなみに、アカデミーコーチはどの球団も年収200万円程度が相場で、それだけでは生活ができない額なんですが、拘束時間だけは長い。阪神なら今成亮太氏のように、コーチとタレント業を両立させられる人はかなり稀です。今回、対談する3選手がいずれも引退せずに、他球団での現役続行を選んだのは、そうした球団の対応への怒りを示しているのは間違いない」(同)
そんな中、12月に阪神は育成契約を含む9選手が新人として入団会見に出席する。まったく夢を持てない自分たちの職場を目の当たりにした今、どんな心境なのだろうか。
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