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大泉洋が嵐よりも期待できる理由とは? 『紅白歌合戦』司会に大抜擢のワケ

大泉洋

 大晦日の風物詩『NHK紅白歌合戦』の司会陣が出揃った。事前に発表されていた総合司会の内村光良に加え、紅組司会に女優の二階堂ふみ、白組司会に俳優の大泉洋が抜擢された。当初は今年いっぱいで活動を終える嵐が既定路線と見られていたが……。

「2016年に嵐の相葉雅紀が司会に就任した際、2020年までの5年間をメンバーそれぞれが司会をやるというプランが動き出したそうです。しかし、途中で活動休止が決まり、計画は頓挫。それでもラストイヤーは嵐を司会にというNHKサイドの思惑もあったそうですが、五輪も延期になってしまったし、『無観客開催』でいつもとは勝手が違う内容になりそうとのことで、嵐サイドから断りが入ったようです。嵐はジャニーズのカウントダウンコンサートで最後のステージを飾るか、単独のサプライズライブを決行するか、どちらかになりそうだとか」(レコード会社関係者)

 しかし、NHK社内では「雨降って地固まるかもしれない」と、今年の司会陣に期待を寄せる声が多いという。嵐よりも盛り上がる“かもしれない”その理由について、NHK関係者はこう語る。

「まず、司会者全員の“しゃべりが達者”というのが実は久しぶりなんですよね。嵐も決して喋り下手じゃないけど、ちょいちょい噛んだり進行のアドリブが悪いメンバーもいました。特に相葉くんが司会の年は本当に評判が悪かった(笑)。それに比べれば、大泉さんの喋りのセンスは尋常じゃない。そこに加えて、二階堂ふみさんも“ボケられる”稀有な女優さん。内村さんは言わずもがなです。二階堂さんがボケて、内村さんと大泉さんがツッコミ役でもいいし、二階堂さんと内村さんに翻弄される大泉さんも見てみたい。どうやっても面白くなりそう。近年だと中居正広と笑福亭鶴瓶がW司会で喋りまくって大盛り上がりした07年の放送に近い感じになるかも」(NHK関係者)

 大泉といえば北海道のローカル局で96年から放送が開始された『水曜どうでしょう』をきっかけに一躍有名人になった、いわば“バラエティ畑出身”のタレントだ。しかし、全国区のバラエティ番組にレギュラー出演することは一切なく、司会を務めたこともなかった。

「『水曜どうでしょう』でブレイクした際、東京の放送局が一斉に大泉にバラエティ出演のオファーをかけたといいます。しかし、大泉は“役者としてやっていきたい”という思いを貫くため全部断って、全国区のドラマの端役からキャリアをスタートさせました。今でも基本的には番宣絡みでしか全国区のバラエティ番組には出ません。やっぱり“バラエティ”のイメージを持たれたくないという思いが強いんでしょう。ですが2018年からはNHKの音楽番組『SONGS』の“番組の顔”という役割でレギュラー出演しています。これはやっぱり『NHKは特別だ』っていう思いがあるんでしょうね。『SONGS』の大泉は評判がよく、NHKの音楽班は前から『嵐の次は大泉が司会だ』と言っていたようです」(大手芸能事務所関係者)

『紅白歌合戦』はバラエティ番組ではないが、『SONGS』よりは幾分かバラエティ寄り。全国区では封印されていた大泉の“バラエティ力”が炸裂しそうだ。

「嵐を司会にしたかったのはあくまでも上層部。正直、現場の温度感はちょっと違ったんじゃないかと思う。『SONGS』での大泉さんはゲストアーティストの心を掴むのもうまいので、紅白でも多くのアーティストから愛される司会者になるんじゃないかと期待してます」(前出・NHK関係者)

 今年の大晦日は全国に大泉洋旋風が巻き起こるかもしれない。

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最終更新:2021/12/03 02:11
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