森七菜の“幼すぎるキャラ設定”は成功する?『この恋あたためますか』四角関係が動き出す第3話
#中村倫也 #森七菜 #この恋あたためますか #火曜ドラマ
森七菜主演の火曜ドラマ『この恋あたためますか』(TBSテレビ系)。第2話の世帯平均視聴率は初回から微減したものの、石橋静河演じるスイーツ課の北川里保など、樹木(森七菜)を取り囲む人々の人物像や関係性が深掘りされ、物語がいよいよ動きはじめたと感じられた。これまでの話を振り返るとともに、11月3日に放送される第3話の見どころを予習していこう。
コンビニチェーンの社長・浅羽拓実に、SNSで投稿していたコンビニスイーツ批評の確かを見出され、コンビニ『ココエブリィ』の立て直しをかけたスイーツ商品開発に関わることになった樹木。新谷(仲野太賀)とともに、常識にとらわれないからこそできる“一番売れる”シュークリームづくりに全力を尽くしたものの、社内コンペで惜しくも敗れてしまう。アイデアが採用され、商品化されることが決まったのは、スイーツ課で堅実に経験を積んできた北川里保のシュークリームだった。
第2話の最後で、仕事の厳しさを知り、心が折れそうになっていた樹木のもとに浅羽が姿を現した。そして「君の存在が、スイーツ課のプライドに火をつけた」と言い、北川のシュークリームができたのは樹木がいたからだと話す。その言葉に、感じるものがあった樹木。浅羽は「審査はぼろ負けだったが、勝負には勝った」と言って、社員として採用することを示す書類を渡したのだった。
第3話では、社員となった樹木が、北川とともにいよいよ商品化されるシュークリームの商品改良に挑むようだ。もともと、スイーツ課のなかでも素直に樹木の実力を認めていた北川。そんな彼女を手伝ううちに、樹木も次第に心を許していく。しかし、課題となっている配送テストが思うようにクリアできないまま、新商品の発売日が迫ってきてしまう。予告編では、二人が顔を寄せ真剣な表情で仕事をする場面や、「北川さんのシュークリームうまくいってほしいよ~」という樹木の声を聞くことができる。「間に合いますか」と浅羽に問われた北川の代わりに「間に合います!」と前のめりになる樹木の様子も。二人がライバル関係にあった第2話から、スイーツへの情熱を持つ同志という関係へ成長していることを思わせるシーンの数々に、ほっと胸をなでおろす気持ちだ。なぜなら、樹木は社会人としては幼いながらいいヤツだし、北川は誠実さや自立性のある素敵な女性で、それぞれ魅力的なのだ。
その一方で、恋の行方も動き出す。予告では、樹木が新谷に抱きつくシーンや、物憂げな北川を遠くから浅羽が目撃するシーンなど、恋心を揺り動かすような場面が織り交ぜられている。さらに「お待たせしました! 恋の四角関係、始まります」という煽りがされていることから、第2話までには見られなかった恋愛に踏み込んだシーンがあることも予想される。
今のところ、主人公である樹木は誰にも恋愛感情を抱いていないようだ。むしろ、ほかの大人たちの恋愛模様のほうが断然気になる。予告編では、北川が元恋人である浅羽の心を見透かすような言葉をかけていて、よき理解者であった過去が垣間見える。新谷は浅羽と地元の先輩後輩の仲だが、北川とも昔から付き合いがあり、二人の事情を知っているようだった。今後、どのように過去が明かされていくのか注目したい。
仕事だけでなく、今度は大人たちの恋愛に、無邪気な樹木が飛び込んでいくことでどんな変化が起こるのか。正直、今は幼すぎる樹木というキャラクターだからこそできるストーリー展開がなければ、ドラマはおもしろくならないだろう。
■番組情報
火曜ドラマ『この恋あたためますか』
TBS系/毎週火曜日22時~
出演:森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河、佐野ひなこ、利重剛、市川実日子、山本耕史 ほか
脚本:神森万里江、青塚美穂
演出:岡本伸吾、坪井敏雄大内舞子
プロデュース:中井芳彦、黎 景怡
音楽:木村秀彬
主題歌:SEKAI NO OWARI 「silent」
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koiata_tbs/
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