矢野燿大監督率いる阪神終戦 「仲良し内閣」は解体できるのか?
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プロ野球、阪神タイガースが15年連続でリーグ優勝を逃したことが10月30日、決まった。同日、読売ジャイアンツの2年連続38回目のリーグ優勝決定を受けてのことだが、さまざまな問題を抱える矢野燿大監督率いる「仲良し内閣」は、どこまで解体できるのだろうか。
シーズン8試合を残し終戦を迎えた阪神。自然と話題は来季の組閣へと移ることになる。すでに複数のスポーツ紙が清水雅治1軍ヘッドコーチの退任もしくは配置転換、井上一樹1軍打撃コーチのヘッド格就任などを報じているが、球界関係者は「来年、矢野監督が本気でチームを優勝させたいのなら、今すぐ仲良し内閣は解体しないと、今年と同じことの繰り返しになる」と警鐘を鳴らす。
そもそも2018年オフ、金本知憲監督の電撃解任を機に矢野政権が誕生。だが、脇を固める首脳陣は「気心知れた2軍監督時代のコーチをほぼ、そのまま昇格させただけ。その結果、満足な指導ができず昨年、今年ともに守備の失策数はリーグワーストを更新している」(同)状況だという。
矢野監督は、中日の若手時代から世話になった清水氏をヘッドコーチで迎え入れたが「そもそも、彼の専門は外野守備走塁部門で、チームを束ねたり、選手や監督に厳しく接する仕事が不可欠なヘッドコーチには全く向いていない。結果、互いに消化不良の状況となり、今年は同じく中日時代からの後輩だった井上コーチをかなり頼っていた」(同)と明かす。
本来であれば契約期間内とはいえ、「V逸=結果が出ていないこと」、コロナ禍の中、チーム内規を破り会食に出歩いていたことが一部メディアの指摘で発覚するなど、グラウンド外の責任なき行動も相まって監督自ら身を処すという選択肢もあるはずだが……。
「このままいけば何事もなかったかのように来年も指揮することになる。それでチームが勝てるほど、プロ野球の世界は甘くない。右腕の井上コーチの留任はさせおき、残りの全コーチはすべてクビにしないと来年も同じことになる」(阪神関係者)と話す。
今年は例年よりシーズン終了が遅いため「実際、組閣のテコ入れはどの球団もなかなかやりづらい状況」(同)とはいうが、来年も恥さらしな戦いが続くのならば、熱狂的タイガースファンが黙っていないのは火を見るよりも明らかだろう。
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