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見合いに親戚23人を連れてきて飲み食いさせた中国女性、相手の男に支払いを拒否され「私は被害者」

見合いに親戚23人を連れてきて飲み食いさせた中国女性、相手の男に支払いを拒否され「私は被害者」の画像1
写真はイメージ(Getty Images)

 現代の日本では、お見合いが行われることは昔に比べてずっと数が少なくなったが、中国では今でも、ひんぱんにお見合いが行われている。

 といっても、中国のお見合いは、日本のように仲介人が間に立って、男女ともに両親を連れて高級レストランの個室で会うといった格式張ったものではなく、親が探してきた相手と二人で会ってご飯を食べたり、友達が自分の友達同士を紹介するような気軽な形で、普通のレストランで行われることが多い。しかも、当人たちだけではなく、友人も一緒ということもよくある。

 最近、中国のネット上で、そんなお見合いにまつわるトンデモ話が伝わってきた。

 劉さんという男性が、母親に言われて一人の女性と見合いをすることになった。高級レストランで会う約束をし、店に着いたところ、その女性はなんと、23人の連れと一緒に店に来ていたというのだ。しかもこの23人は、女性の親戚たちだった。

 こんなに大勢では、もちろんひとつのテーブルに座りきれない。2つの個室に分かれ、23人は遠慮なく高い料理や酒、タバコを注文し、食うわ、飲むわ、吸うわで、お会計はなんと1万9800元(約31万円)にまでなった。

 通常、お見合いでは男性側が飲食代をすべて払うのが普通である。しかし、この劉さん、親戚たちの無遠慮な振る舞いに怒り、支払いを拒否してそのまま立ち去ってしまった。女性と親戚たちは仕方なく、自分たちでお金を出し合い、飲食代を支払ったのだった。

 その後、劉さんと女性が支払いの件について話し合い、女性は1万9800円を互いに半分ずつ出し合うことを提案したが、劉さんはこれを拒否。自分がいた個室の2テーブル分の飲食代4398元(約6万9000円)だけを払うことで同意した。つまり、劉さんがいなかったもう一つの個室にいた親戚たちは、1万5000元以上(約24万円)も飲み食いしたわけである。

 劉さんが払わなかった分を負担することになった女性は、見合いの席に来た親戚たちに連絡し、このようなメッセージを送って飲食代を分担して払ってくれるよう頼んだ。

「間に入った誰が騙したのかわからないけど、相手の男性はお金持ちだから、できるだけたくさん飲み食いして、相手の懐具合を探りなさいと言われたの。だからこんなことになってしまって。今回の件では、私が一番の被害者よ」

見合いに親戚23人を連れてきて飲み食いさせた中国女性、相手の男に支払いを拒否され「私は被害者」の画像2
女性が親戚に送ったグループメッセージで、女性は「私は個人的な名誉も傷つけられた」と言っている

 つまりこの女性、見合い相手の懐具合を試すために、親戚たちに頼んでこんな行動に出ていたのだった。

 しかし、親戚たちのほうは冷たく、「お前が来てくれっていうから食べにいっただけだ」「私はお酒も飲まないしタバコも吸わない。あなたもそれは知ってるでしょ」などと支払いを断ってきた。なかにはお金を出すことに同意した親戚もいたが、送ってきたのはたったの200元(約3200円)だったという。

 この話を見た中国のネット民たちも、「こんなの自業自得だ」「男性が4000元以上も払ったことのほうが驚きだ」「なにが懐具合を探るだ。これは詐欺だ」と女性をこきおろした。

 確かにお見合い相手の懐具合を確かめるのは重要なことかもしれないが、連れていくのをせいぜい2~3人にしておけば、相手の度量具合も確かめられて、もう少し実のあるお見合いになったかもしれない。

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にっかんさいぞー

佐久間賢三(ライター)

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前職の関係で10年近く中国で生活し、その後フリーライターに。得意分野は中国のおバカネタ、エロネタ。

さくまけんぞう

最終更新:2020/11/02 09:00
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