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欧州でコロナ再拡大 日本も年末にかけて危険信号? 大規模コンサート再開した音楽業界が戦々恐々

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ラストイヤーの2020年、観客を入れるライブは断念した嵐

 今なお収束のめどが立たない新型コロナウイルス。ヨーロッパでは感染が再拡大し、フランスでは10月30日から全国一律の外出制限を実施している。また、スペインでは2度目の非常事態宣言が出され、ドイツでは11月2日から飲食店や娯楽施設の営業が禁止、イタリアでも夜間の外出が禁止され多くの店舗が営業を規制されている。

 この状況を受けて、戦々恐々としているのが、日本の音楽業界だ。

「これから年末にかけて、日本においても感染が再拡大するのではないかと囁かれ始めているんです。せっかくコンサートなんかもちょっとずつ再開してきたところなのに、全部またダメになってしまうのではないかと、みんな不安になっています」(音楽事務所関係者)

 日本では10月から大規模なコンサートの再開が増えている。10月12日には、ハロー!プロジェクトが日本武道館公演を実施。これが、同会場におけるコロナ自粛以降初となる有観客公演だった。11月以降も日本武道館では、Creepy Nuts、King Gnuらが有観客公演を実施する予定だ。

 また、横浜アリーナでは11月以降に、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPS、あいみょんがライブを予定。さらにTHE YELLOW MONKEY については、11月3日に東京ドーム公演を予定している。

「イエモンの東京ドーム公演は、ライブ活動の通常化に向けた区切りになると、音楽業界全体が期待しているんです。このドーム公演を受けて、今後はコロナ前の状態に戻ると信じて、来年以降に大きな会場を押さえている事務所も少なくない。自粛期間のビハインドを取り戻そうと、大きなビジネスに打って出る運営もあります。そんななかでの感染再拡大ですから、本当に怖い。もしここでもう一回“完全自粛”になろうものなら、大手事務所であっても破産するところが出てくるはず。いよいよ日本の音楽業界がヤバくなりますよ……」(同)

 その一方で、年内の大型公演をすべて中止したのがジャニーズ事務所だ。また、乃木坂46ら坂道シリーズも年内の有観客コンサート開催の予定はない。

「ジャニーズも坂道も、コンサート以外でのタレントのメディア出演が多く、どうにか売り上げを出せるということで、ほかの運営よりも長めに“様子見”ができるわけです。とりあえずリスクを回避したという点では、ジャニーズや坂道はほかの運営よりもまだマシです。でも、このまま自粛が続いていったらそうも言っていられない。特にコンサートでの収益が大きいジャニーズについては、相当な損失となってしまう。ただでさえ“弱体化”が囁かれているジャニーズなので、さすがに年明けから大規模コンサートを再開できないと、本格的な危機が訪れてしまうかもしれませんね」(同)

 状況次第では危険水域に入りかねない日本の音楽業界。とにかく今は、新型コロナウイルスの感染が再拡大しないことを願うばかりだ。

日刊サイゾー

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/11/01 09:00
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