阪神・藤浪、復調傾向も…いまだ回復しない、コロナ合コンで失った“プロとしての信用”
#プロ野球 #藤浪晋太郎 #コロナ禍
プロ野球、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が28日、甲子園球場での中日戦で9月13日以来となる先発マウンドに上がり、4回1失点と好投した。
先発投手のローテーションの谷間で、中継ぎ陣を総動員する「ブルペンデー」のトップバッターに指名された藤浪は、初回に押し出し四球で1点を失ったものの、その後はスコアボードに「0点」を並べた。5回に打席が回ってくると代打を送られたが試合後、矢野燿大監督は「次回の登板も先発でいこうかなと思う」と明かしている。
今シーズンの藤浪はコロナ禍が始まった3月中旬に先輩選手ら複数の男女と大阪市内で会食した後、新型コロナウイルスに感染し、離脱。球団からは謝罪会見と罰金を課せられたが、その後も遅刻や不調で2軍降格の憂き目に遭うなど散々な状態に転落。9月下旬にチームで再びコロナ感染者が続出した際に中継ぎ投手として緊急昇格を果たして以降、復調の兆しを見せている。
プロ野球OBは「扱いだけみれば、藤浪は完全に戦力の計算には入っていなかったが、ケガの功名というか、イレギュラーな形で調子を取り戻しつつあるのは大きい」と話す。
一方で「本当に信頼を取り戻すには、私生活で生まれ変わった姿を、何らかの形で示す必要もある」(同)という。具体的には「社会貢献活動もそのひとつでしょうし、オフに入ったら取材などを通して、コロナウイルス感染体験を語るなど、啓蒙活動を行うのもひとつ。そうした取り組みがあってこそ、さまざまな形で注目されるプロ野球選手としての使命を果たすことになる」(同)とのことだ。
今さら「単に復調すればいい」といった甘い考えを持っているとは思えないが、グラウンドで結果を残すだけでなく藤浪がやらなければならないことはまだまだあるのだ。
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