ナベプロがSNS動画クリエイターオーディション開催 YouTubeに注力する吉本への対抗策か
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大手芸能事務所ワタナベエンターテインメント(以下ナベプロ)がファッション誌『Seventeen』(集英社)とタッグを組んで、10代の動画クリエイターを発掘するオーディション『#JKJCクリエイターアワード』を開催する。
「SNSでバズるような動画を作る若いクリエイターを探すオーディションです。とはいえ、芸能事務所が狙って仕掛けた動画がバズるほど簡単な世界でもないので、なんともピントのズレを感じてしまいます。旧態依然とした芸能界の上から目線を感じざるを得ません。若き才能を発掘するのはいいんですが、“オーディション”という方法論なのがちょっと古いと感じます」(メディア関係者)
YouTubeで人気の丸山礼や、TikTokで高校生あるある動画が人気となった土佐兄弟など、近頃ナベプロ所属タレントがネット上でバズる機会が増えている。
「かつてのナベプロといえば“ゴリ押し”でタレントを売り出してきましたが、最近ではそれもなかなかうまくいかなくなってきた。その一方で自社タレントが、ゴリ押しとは別の方法で独自にブレイクするようになっている。ここにビジネスチャンスを見出しているのでしょう」(芸能事務所関係者)
さらに、ナベプロの見る先には“打倒吉本”という目的もあるという。
「ナベプロにとっては、お笑い界のトップに君臨する吉本がやはり最大のライバル。最近は吉本もUUUMと提携するなど、YouTubeにかなり力を入れていて、ナベプロがそこに危機感を持っている可能性は高い。とにかく吉本芸人たちよりネットでバズる人材を欲していることがうかがえます」(お笑い関係者)
吉本が切り開いた道を追随することも少なくないナベプロ。最近では“地方戦略”にも力を注いでいるようだ。
「吉本には、日本全国のさまざまな地域に密着して活動する“住みます芸人”がいて、ローカルエリアではそれなりに結果を出している。それを参考にしているのか、最近ではナベプロ所属のクマムシが、ツッコミ担当・佐藤が富山県出身ということもあり、富山県や石川県などの北陸で重点的に活動しています。ナベプロは福岡でも多く芸人が活動しているし、地方戦略にかなり積極的。ここでもやはり吉本に対するライバル心が如実に現れています」(同)
吉本を追ってさまざまな策に出るナベプロ。果たして、SNS動画クリエイターオーディションは功を奏するのだろうか。
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