女性ファッション誌『JJ』が事実上の休刊 原因は乃木坂や日向坂の起用か?
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いま最も売れっ子のアイドルグループを起用したことが、“トドメ”を刺す結果に繋がってしまった。
光文社の女性ファッション誌『JJ』が、12月発売号をもって月刊発行を終了。今後は、「雑誌という形態が企画内容にマッチした場合に不定期で刊行していく」(公式サイトより)と発表した。『JJ』は1975年に創刊され、「ファッション、コスメ、ライフスタイル…全部勝ちたい20代女子のために!」というコンセプトを掲げてきたが、勝負に勝つことはできなかった。
「女子大生をコアターゲットにしてきた『JJ』は、『CanCam』『ViVi』『Ray』など“赤文字系雑誌”の中でも、最も正統的なお嬢様系ファッション誌。過去の専属モデルには、梨花、田波京子、真山景子、高垣麗子、加藤夏希、畑野ひろ子、土岐田麗子らがいます。しかし、雑誌不況のなかで徐々に不調に陥り、昨年からは表紙にイラストを使ったり、雑誌の判型を変えたりと、さまざまな試みを行ってきましたが、赤文字系の中で売り上げは最下位に沈んでしまった。今回の“不定期刊”も、実質的な休刊という意味です。
ただ、ライバル誌との差はわずかですし、『JJ』は赤文字系の中で最古参。『CanCam』はこの10年間で部数が10分の1に減っていますから、それに比べれば『JJ』の部数減のペースは緩やかで、月刊誌終了は意外でした」(大手出版社関係者)
スマホの普及により、雑誌はどれも青息吐息。大きくて重い女性ファッション誌が淘汰されるのは時代の流れだ。ただ、『JJ』については、読者層を見誤ったという指摘もある。
「『JJ』はここ数年、川口春奈と滝沢カレンが交互に表紙を飾ってきましたが、2018年に乃木坂46の樋口日奈と欅坂46(現・櫻坂46)の土生瑞穂を、さらに昨年には日向坂46の高本彩花を専属モデルに起用。土生は何度も表紙になり、最新号では樋口・土生・高本の3人が表紙を飾るなど、坂道系アイドルを重用してきました。
ただ、女性アイドルグループのファンは基本的に男性が多いですし、樋口も土生も高本も、グループ内での人気はせいぜい5~6番手といったところ。コンサバファッションを好む女子大生は、女性アイドルには興味が無いでしょうから、アイドルを使えば既存の読者が逃げるのは想像できたはずです。専属モデルになった子は『モデル活動もするアイドル』というステータスを得られますが、結果的に『JJ』は“踏み台”にされたようなものですね」(女性芸能誌のライター)
雑誌に握手券でも付ければ、飛ぶように売れただろうが、それをやってはお終いか……。
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