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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』  > 嵐・大野「口止め誓約書」で思い出される悲劇

嵐・大野、交際相手に「口止め誓約書」!? で思い出される悲劇…大麻疑惑報道とある女性の自殺

嵐のリーダー、大野智

 活動休止まで残り2カ月となった国民的アイドルグループ「嵐」。そんな嵐に関して、「週刊文春」(文藝春秋社/10月29日号)がワイド記事を掲載していたが、筆者が興味深く読んだのは、嵐のリーダー・大野智が元カノであるシングルマザーに「口止め誓約書」を交わさせていたという部分だ。

 「文春」によれば、大野は7年前に知人を通じて知り合ったシングルマザーの女性と“マンション内半同棲“まで発展。昨年破局したものの、破局前から、2人の関係を他言しないよう誓約書を交わしていたという。さらにこの女性だけでなく、大野と親しくしていた元タレントの女性も、「ジャニーズ事務所から、もう彼とは関わらないという誓約書を書かされた」と証言しているという。

 この記事を読んで、筆者は10年前に自殺したある女性を思い出した。それは、2010年10月25日、30歳の若さで東京・渋谷の自宅マンションから飛び降り自殺したセクシー女優のAYAさんだ。

 AYAさんには、生前、櫻井翔を除く嵐メンバーと深い関係にあるという疑惑が囁かれていた。というのも、AYAさんが自殺する2年前の08年7月に発売された「週刊現代」(講談社)に、嵐・大野の“3P大麻疑惑“という記事が掲載されたのだが、この時、誌面上では匿名のうえ、「(大野が)カラオケボックスで大麻を吸引していた」と証言していたのは、実はAYAさん自身だったのだ。

 この「現代」の記事は、大野が白目をむいている衝撃的な写真と共に報じられたが、しかし、ジャニーズ事務所は、講談社に対して「事実無根」と厳重に抗議。主要メディアがこのスキャンダルを後追いすることはなかった。その後、AYAさんは“芸能界の大物に殺される”と怯えるようになったという。

 生前、AYAさんと親しかったマスコミ関係者は、「AYAさんが“殺される”と言っていたのは彼女の誇大妄想ですよ」と否定したが、果たして本当にそうだろうか? 

 筆者と親しい芸能関係者は、「AYAさんは、ジャニーズ事務所を潰したい芸能界の反ジャニーズ勢力に利用された犠牲者ですよ」という。

 「現代」に記事が掲載された後、ジャニーズ事務所はAYAさんを出禁にし、メンバーもAYAさんから距離を置くようになった。同時に「事実無根」とされた「現代」の記事は、事実上、闇に葬られてしまう。ジャニーズ事務所の力に恐怖感を感じたAYAさんは、自分の身を守るため、手元にあった写真を芸能界の実力者である大手プロ社長に預けたという。

 ところが、その写真が彼女の知らないところで流出した。筆者も、この社長に近い人物から写真を入手したが、写真流出は、反ジャニーズ勢力がジャニーズ潰しのために行ったということが後になって判明した。

 それを知ったAYAさんは、ジャニーズだけではなく反ジャニーズ勢力からも「殺されると」と思い込むようになったという。こうした状況に追い詰められたのだろうか、AYAさんは心を病み、自宅マンションから飛び降り、自ら命を断ってしまった。もちろん、自死の本当の動機は本人しかわからないが、嵐をめぐる一連の問題が関係していると考えざるを得ないのではないか――。あの悲惨な事件から10年たった。

 大野は何人もの女性と噂になったが、筆者が知っている元モデルで、現在、銀座のホステスの女性とも深い関係だったにもかかわらず、公にはなっていない。いったい、何人の女性に「関係を他言しない」という誓約書を書かせてきたのだろうか? 女性との交際について責任を持たない大野、そんな男がリーダーを務めるグループが“国民的アイドル”とは、開いた口が塞がらない。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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ほんだけい

最終更新:2020/10/29 19:00
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