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週刊誌スクープ大賞

菅内閣が目指す「恐怖政治」「警察国家」とフェイク情報を流す“トンデモ”ジャーナリストの存在

ワクチンと副作用の歴史

 しかし、ワクチン副反応は切っても切れない関係にあることはよく知られている。過去には拙速に開発、接種を進め、大規模な薬害を起こしたケースがある。

 それが、76年にアメリカで行われた「豚インフルエンザワクチン」接種事業だった。

「76年初頭から、アメリカ東部で未知のウイルスである豚インフルエンザにかかった患者が見つかった。同年3月、ジェラルド・フォード大統領(当時)は、全国民2億人を対象にワクチンを接種すると発表。半年あまりでワクチンの開発が行われ、同年10月から2ヵ月間で約4000万人にワクチンが接種された。

 しかし、接種から1カ月あまりで、ワクチンの副反応とみられるギラン・バレー症候群を発症する人が続出したのである」

 ギラン・バレー症候群というのは、神経が原因不明のメカニズムで破壊される疾患で、筋力低下や、顔面、四肢、呼吸器官などに麻痺が起きるなどの症状が出るという。

 その結果、500人以上がギラン・バレー症候群を発症して、最終的に30人の命が失われたそうである。

 伝染病学が専門のカリフォルニア大学サンフランシスコ校のジョージ・ラザフォード教授が語っている。

「被害が大きく広がった背景には1918年のスペイン風邪があります。このスペイン風邪の二の舞になることを避けたかったフォード大統領が、ワクチン製造を強くプッシュしたという背景があると指摘されています」

 この年の11月には大統領選が控えていたというから、現在のトランプ政権の状況と共通点が多いようだである。

「日本国内でも、60年代にポリオの流行を受けワクチンの緊急接種で、ポリオを発症してしまう人が続出。80年代には急性脳症の副反応が出たことでインフルエンザワクチンの集団接種が中止になるなど、『ワクチン禍』は、枚挙に暇がない」(現代)

 ナビタスクリニック川崎の谷本哲也医師がこう語る。

「90年代には『MMRワクチン』に含まれる『おたふく風邪ワクチン』が社会問題化しました。定期接種化後に副反応による無菌性髄膜炎が多数確認されたのです。髄膜炎は約1000人に1人と高確率で、MMRワクチンは中止されました」

 17年にはフィリピンでデング熱ワクチンの公的接種が中止された。原因となったのは「抗体依存性感染増強(ADE)」と呼ばれる症状だった。

 しかし、遺伝子ワクチンというのは、これらの従来型のものとは全く別物だ。

 国立遺伝学研究所発生遺伝学研究室川上浩一教授が解説する。

「遺伝子ワクチンはこれまでのワクチンとは根本的に原理が異なります。簡単にいうと、新型コロナの遺伝子の一部を接種することで、人間の体内で新型コロナのタンパク質を作らせ、抗体を生み出そうという原理です。
いわば人間の体自身をワクチンの製造工場にしてしまう仕組みなのです。遺伝子ワクチンはこれまで承認された例はほとんどなく、未知の領域です。仕組み自体が未知のものなので、いきなり数億単位の人間に接種した場合、何が起きるのか、予測することができません」

 日本が提供を受けることが決まっているアストラゼネカ社、ファイザー社の両社のワクチンはいずれも遺伝子ワクチンである。現代によれば、「本誌が取材した多くの医者や研究者は、『ワクチンの接種が始まったら、自分自身で打たざるを得ない』と話す。

『接種が始まれば、病院全体で接種が義務づけられてでしょうから、それに背くのは難しいと思います。ただ、この状況で開発されたワクチンを自分の肉親に打たせようとは思いません』(感染症医)」

 また、「ワクチン接種が始まれば、ワクチンを打っていない人は、現在のマスクをせずに生活している人のように、『非国民』扱いを受けることも起こり得る」(現代)
オースターホール虫が話す。

 新型コロナは、いずれ沈静化していくでしょうが、インフルエンザと同じで消える事はありません。新型コロナとどう付き合っていくかと言う考えが大事でしょう。リスクを抱えたワクチンに過剰な期待を教えて摂氏を推進する現場は、非常に危ういと思います。

 先のオスターホルム教授が話す。

「新型コロナは、いずれ沈静化していくでしょうが、インフルエンザと同じで消えることはありません。新型コロナとどうつきあっていくかという考えが大事でしょう。リスクを抱えたワクチンに過剰な期待を寄せ、接種を推進する現状は、非常に危ういと思います」

 菅首相には届かないだろうな、この言葉。(文中敬称略)

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