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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『この恋あたためますか』森七菜の演技力に賛否

『この恋あたためますか』ヒットの条件揃うも、主演・森七菜の“意外な評判”で暗雲漂う?

『この恋あたためますか』公式サイトより

 10月20日から連続ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)がスタートする。主演を務めるのは今最も注目を集める若手女優のひとり、森七菜だ。『この恋あたためますか』は原作がないオリジナル脚本で、森演じるコンビニのアルバイト店員・井上樹木(きき)と、俳優の中村倫也演じるコンビニチェーンの社長・浅羽拓実のラブストーリー。

 森といえば、2016年、中学3年生の時にスカウトされ、デビューして以来、次々とオーディションに勝ち抜き、園子温監督のウェブドラマ『東京ヴァンパイアホテル』や櫻井翔主演の連続ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)などに出演。そして19年には菅田将暉が主演の連続ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)に出演し、そのナチュラルな演技が高い評価を受け世間から注目を集めた。さらに同年、新海誠監督の劇場版アニメ『天気の子』でヒロインの声優を担当、2020年に入るとNHK連続テレビ小説『エール』でヒロインの妹役を熱演、知名度が格段にアップした。今年は1月に公開された岩井俊二監督の『ラストレター』に続き、8月には『青くて痛くて脆い』、11月には『461個のお弁当』と3本の映画にも出演。デビュー以来、まさに破竹の勢いともいえる快進撃が続いているのだ。

 そんななか、今回初めて連続ドラマで主演を務める森。いわばドラマの顔となる。相手役を担うのはブレイク中の人気イケメン俳優・中村倫也。人気度も演技力も高く、当然相手にとって不足はない。加えて、TBS火曜日の夜10時といえば、9月まで放送されていた『私の家政夫ナギサさん』のほか、『逃げるは恥だが役にたつ』や『恋はつづくよどこまでも』など近年ヒットが続いている枠でもある。注目される条件はかなり揃った状態なのだ。

 だが、ネットの反応を覗いてみると、ヒット間違いなしとも言い切れない不安要素が見え隠れしている。そのひとつが、森七菜の演技力だ。

 10月14日に都内で行われた制作発表会では共演者の中村が「当に魅力的な森七菜がそこにいるドラマだと思います」と森の演技を絶賛しているし、岩井俊二監督をして「この子しかいない」と言わせしめた経歴もある。しかし、一般の視聴者からは「セリフが棒読み、アクションもわざとらしく嘘くさい」「ボソボソ喋りで棒読み。なぜ次から次へと役が貰えるのか不思議。ゴリ押し感すごいな…という印象」「森七菜はいつも同じ演技なイメージ」などといった、演技力に対して懐疑的な声が数多く挙がっているのである。

 もちろん、一方には「色んな表情が奥深くこなせて、その場面がパッと輝くような存在感のある女優だと思う」「ナチュラルで透明感がすごい」といった好印象の意見も多数あり、どうやら森の個性的な演技は賛否が分かれるらしい。

 ここまで駆け足で一気に上り詰めてきた森の人気女優への道。ここからさらに大きく飛躍していけるのかどうかは、このドラマで見せる彼女の演技とその評価にかかっているのかもしれない。

■番組情報
火曜ドラマ『この恋あたためますか?』
TBS系/毎週火曜日22時~
出演:森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河、佐野ひなこ、利重剛、市川実日子、山本耕史 ほか
脚本:神森万里江、青塚美穂
演出:岡本伸吾、坪井敏雄大内舞子
プロデュース:中井芳彦、黎 景怡
音楽:木村秀彬
主題歌:SEKAI NO OWARI 「silent」
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koiata_tbs/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/10/20 13:30
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