マツコ・デラックスはこのままフェードアウトするのか? 業界内でも変化する評価
#テレビ #マツコ・デラックス
10年にわたってレギュラーを務めていた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を降板したマツコ・デラックス。今後は徐々にテレビでの仕事を減らしていくのではないかとも囁かれている。
「本人も当初はテレビ出演に積極的なわけではなかったと公言しています。あくまでも需要があったから出演しただけで、テレビにしがみつきたいといった思いはないということでしょう。ブレイクから10年くらいたって、人気のピークも過ぎて需要が減ってきたのも事実。そういった空気をマツコさんも感じているのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
マツコに対するテレビ業界内での評価が変化しているというのは間違いないようだ。番組制作会社幹部はこう話す。
「マツコさんがブレイクしたのは2009年前後なんですが、当時はそれまでにないキャラクターだったということで“物珍しさ”が先行していた部分もありました。歯に衣着せぬ毒舌を繰り出す姿がウケていたのも事実ですが、マツコさんもテレビ慣れするにつれて、毒の要素が薄まってしまった。ブレイク時の衝撃を知らない比較的若いスタッフなんかはマイルドになったマツコさんを見て、“何が面白いかわからない”と感じていたようです」
芸能やスポーツ、地図、抜け道、都市、グルメなど、幅広い知識を披露することも多いマツコだが、その点についてもネガティブな意見は少なくないという。
「マツコさんは、いわゆるオタクやマニアといったタイプの人ではありません。だから、自分が好きなものについて好きなように語ることはできても、体系的な知識を持っているわけではないんですよね。マニアックな知識を持っている人とトークをさせても、噛み合わないことも多い。そして、あくまでも“自分の好み”が軸にある人なので、多少の偏見が混ざっていることもある。そういったところも微妙になってきていると思います」(同)
また、テレビ業界で活躍するようになって10年以上の時間がたてば、周囲のスタッフもそれなりに入れ替わってくる。そういった変化もマツコの心境に影響しているようだ。
「マツコさんの番組は、基本的に“マツコさんが好きかどうか”がベースにあって成立しているものばかり。マツコさんも、気を許せるスタッフが相手じゃないと、機嫌よく仕事ができない。環境が徐々に変わっていく中で、マツコさんも居場所がないような空気を感じ始めたのかもしれません。おそらくこの感じだと、マツコさんのレギュラー番組は徐々に減っていく形になると思います」(前出・テレビ局関係者)
テレビ業界に強烈なインパクトを残したマツコ・デラックスの時代も、終わりを告げようとしているのかもしれない。
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