スマホ技術革新は頭打ち?目新しさのないiPhone12シリーズ 目玉はまさかの『リーグ・オブ・レジェンド』!?
#アップル #Apple #スマートフォン #リーグ・オブ・レジェンド
スマホのスペックは頭打ち!?
今回の発表イベントはオンラインで配信され、全世界から200万人以上の人々がリアルタイム視聴(同時接続者数)したようだ。イベントの一部にゲームに関するプレゼンシーンもあった。個人的にも注目をして見ていたのだが、なにかと思えば『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』の紹介。
プレゼンでは、「iPhone 12シリーズでのゲームパフォーマンスは、多数のキャラでのバトル時においても精細な描画とスムーズなゲームプレイが実現できる」ということを述べたにとどまっている。別稿で紹介したとおり、そもそも『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』はテスト版を試した限り、最新のスマホでなくてもじゅうぶん快適にプレイできるのだが……。
ある意味、スマホのスペックは来る所まで来ていると言えなくもないが、iPhone(iOS搭載スマホ)と比較されるAndroid勢に目を向けてみると、折りたたみができる2画面スマホ、よりゲームに特化したゲーミングスマホ、本体にペンを内蔵し、画面に直接メモを記入できる機種など、ユニークな機種が多数ラインナップされている。こういった現状と比較すると、やはり今回のアップルの発表に革新性は感じない。
価格面においても、Androidであれば2万円前後から端末が手に入る上、選択肢もそれなりに豊富だ。アプリやゲームも最近では基本的にiOSとAndroidに同時リリースされることが標準的になってきていること考えると、iPhoneにするメリットがだいぶ薄らいできているのではないだろうか。
日本人にユーザーの多いiPhoneだけに一定の需要はあるのだろうが、手堅くまとまりすぎているように思える。ハードウェアとソフトウェアの両方を手掛ける世界的にも数少ない企業なだけに、もっとエポックメイキングなことを期待したいのだが……。およそ70分間に渡って行われた今回の発表イベントだが、時間がない人向けに51秒にまとめた動画が公開されている。意地悪な物言いになってしまうが、1分足らずでまとまる内容だったという見方もできよう。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事