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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > ナベツネが岸田氏を総理に担ぎ上げたいまさかのワケ
泣くな、岸田君! 宏池会の憂鬱(2)

菅総理に300票差でも…ナベツネほか日本の頭脳が岸田氏を担ぎ上げるまさかのワケ

開成OBの“ダルマ精神”が悲願叶えるか

 現状では岸田が思い浮かべる「大宏池会」構想の実現も難しいし、来年の総裁選で岸田が出馬できる環境が整うのかどうかも不透明だ。しかし、霞が関の中枢で数々の要職を占める開成高OB勢と、今も日本のマスコミ業界に強い影響力を持つナベツネがタッグを組めば、そんな不可能と思われるシナリオも実現可能とならないだろうか。

 開成の初代校長の高橋是清はその風貌からダルマと呼ばれ、国民から愛された。その言葉の由来となる達磨(ダルマ)大師がどんな困難にも動揺せずどっしりと構え、たとえ転んでもすぐに起き上がることから「七転び八起き」という言葉が生まれた。最後は二・二六事件で青年将校らの凶弾に倒されるが、大蔵大臣、首相の要職を務めた是清は何度転んでも立ち上がり続ける不屈の根性の持ち主だった。岸田が是清同様、ダルマの精神を持ち続ける限り、開成OBたちが万歳三唱を叫ぶ場面は必ず来よう。

最終更新:2020/10/15 10:35
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