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『バイキング』”差別助長”企画の深刻さを理解してない? フジテレビの末期症状

『バイキング』差別助長企画の深刻さを理解してない?  フジテレビの末期症状の画像1
坂上忍

 13日放送のフジテレビ『バイキングMORE』(月~金曜・前11時55分)でリニューアル後に始まった企画『2時プロジェクト』(以下、2時プロ)が、またやらかしている。今回も、視聴者・出演者から総突っ込みされる内容だった。

 この企画は世の女性が「今知りたいこと、調べてほしいこと」に答えを出し、坂上忍ら“おじさん”出演者へプレゼンしていくというものなのだが、これまでも「イケメン100人に聞いた『あ、この女性料理下手かも』と思った瞬間」、「『Popteen』モデルのママはやっぱりキレイなの?」、「バリバリ働いている『女性社長』どんな恋愛してるの?」など絶妙にずれたテーマ選びで、視聴者からも「このコーナーいる?」と不評を買っている。

 この日も「40代なのに20代に見える女性、モーニングルーティンどんなことしてる?」というある意味”2時プロ”らしいテーマ。

 VTRではインスタグラムで探し出した3人の40代が登場したのだが、確かに3人とも若く美しい。しかし、20代に見えるかと言えば微妙なラインで、ネット上でも「誰一人20代に見えない」「20代に失礼」「20代は言い過ぎ」という声が相次いだ。

 また、3人とも立派な家に住んでいて、プチセレブ感が垣間見えたことから「美の秘訣は銭」「時間とお金にゆとりがあるのが前提」「お金と時間ある人見せられても」など“お金と時間をかけているから”という声もあり、視聴者との間に隔たりがあったようだ。

 スタジオに戻り進行役のブラックマヨネーズ小杉竜一(47)が「いやー3人とも40代には見えなかったですよね」とまとめたのだが、“20代に見えましたね”と嘘は言えなかったのだろう。

 タレントのミッツ・マングローブ(45)はそれを察したのか「20代にもそんなに見えなかったけど」と小杉と視聴者を代弁したコメント。ブラックマヨネーズ吉田敬(47)は「32、3にはマジに見える!」と正直に発言。確かに“40代に見える30代”であればもうちょっと納得の行く企画だったかもしれない。

 ネット上では「年相応で良いのに」「若く見える必要ない」「年相応にきれいな人で良い」と、若く見られることを是とすることに疑問視する声も上がっている。

 このコーナーを見ていると、女性は料理ができなければいけない、恋愛結婚をしなければいけない、何歳になっても美しくなければいけないという、典型的な古い価値観を押し付けているようだ。

 意図してやっているのか、気が付いていないのか、どちらにしてもヤバいのだが、いったいいつまでこのコーナーは続くのだろうか。

最終更新:2020/10/13 20:40
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