世界で1億人がプレイ! LoLのスマホ版「ワイルドリフト」 国内テスト版を早速プレイしてみたら20分で決着が…
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世界にアクティブプレイヤーが1億人以上存在するゲームをご存じだろうか? このゲームはリーグ・オブ・レジェンド(League of Legends:以下、LoL)というアメリカのRiot GamesがPC向けに配信しているゲームだ。
近年日本でも話題のeスポーツの世界でも有名なタイトルでもあるLoLは、これまでPCでしかプレイできなかった。しかしようやくLoLのスマホ版が登場するとあって、世界中のゲームファンの注目が集まっている。
LoLは5人対5人の2チームで戦うチームバトルで、日本ではあまり馴染みのないMOBA(Multiplayer Online Battale Arena)と呼ばれるジャンルの代名詞的タイトル。相手チームの領域の最奥にある「ネクサス」と呼ばれるコアを破壊することを目的に競い合う。
2017年3月から日本での正式サービスが始まって3年以上経過しているLoLは、昨今のeスポーツブームと相まって国内でも人気を獲得している。現在配信中のPC版は完全無料ゲームで、課金による優劣がつかないゲームデザインとなっている点も競技向きだと言える。課金要素としては、チャンピオンのスキンがある。LoLではプレイヤーが操作するキャラクターをチャンピオンと呼ぶが、この見た目を変えるスキンを販売している。ただ、あくまで見た目を変更するためだけのもので、能力が強化されたりすることはない。
「PC用ゲーム」と聞くと、派手なゲーミングPCと呼ばれるハイスペックなPCが必要と思われるかもしれないが、ある程度のPCであればノートPCなどでも快適にプレイできる。とはいえ、基本的にはマウスとキーボードを使ったプレイスタイルになるため、万人向けとは言い難い。
スマホやタブレットでできるLoLがほしいという声は以前からあり、実際『Vainglory』や『伝説対決 -Arena of Valor-』などのMOBAがスマホ向けに登場してきた。だが、ファンが欲しいのは「LoLのスマホ版」……。
これらの声は開発会社のRiot Gamesにも届いていたようで、19年秋に行われた「リーグ・オブ・レジェンド10周年感謝祭」にてスマホ版を開発しているアナウンスが公式に行われた(アメリカでのLoLサービス開始が09年10月のため219年で10周年)。そこから約1年、ようやく一部ユーザーの手元に現物が届き始めた。
スマホ版LoLの正式タイトルは、『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』。10月8日から、AndroidおよびiOSで事前登録をした一部ユーザーに対して、クローズドベータテストの形で日本でのプレイ環境が開放されている(現状は選ばれた人のみ)。
とにかく楽にプレイ! オリジナル操作も追加
本家本元のLoLスマホ版だが、PC版のベタ移植ではなく、イチから作り直しているという。実際、筆者もプレイしてみたのだが、最初にわかったのはプレイ時間が短くなるように設計されていることだ。PC版では早くて40分、長いと90分以上にもおよぶプレイ時間が、スマホ版だとだいたい20分前後で決着がつく。これは、マップが若干小さい、一部のオブジェクトがないなどの新設計が効いているだと思う。
また、PC版のマウス+キーボードの操作を、どうやってスマホ版に落とし込むのかに興味があったのだが、これもうまく解決している。画面左サイドに移動スティック、右サイドにスキル発動・攻撃を配置するデュアルスタイルを採用。PC版ではマウスで攻撃対象を切り替えていたのだが、スマホ版では攻撃ボタンの左右にそれに該当するボタンを用意している点もオリジナル要素だ。 これらのスマホ版向けの操作や説明は、チュートリアルで身につけることができるので安心してほしい。PC版からチュートリアルコンテンツが強化されており、MOBAやLoLはワイルドリフトが初めてというプレイヤーも初歩操作から教えてくれる。
今回、ゲームのパフォーマンスを測定するために、あえて少し前のスマホ(Pixel 3a)でもプレイしてみた。
結果から言うと、まったく問題なくプレイ可能だった。本機は4GBメモリ、Snapdragon 670搭載の今となっては非力といっても差し支えないスペックだが、グラフィックのオプション設定を高めに設定しても大きな処理落ちなどなくでプレイすることもできたので、最新最強のスマホが必須ではない点も、PC版の思想を受け継いているといえよう。
LoLワイルドリフトはiOSとAndroidを対象に近日配信予定。また、本作は家庭用ゲーム向けとしても開発が進められている。LoLで人気のプロゲーミングチームDetonatioN FocusMeが所属するDetonatioN Gamingでは、ワイルドリフトの本配信前に早くも部門の設置をアナウンスするなど、早くも各所で盛り上がりを見せ始めている。今後の動向にも注目したい。
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