星野源は“キャラかぶり”にどう折り合いをつける?『逃げ恥』続編放送で平匡と「どん兵衛」CMがついに交わる!
#芸能 #CM #新垣結衣 #星野源 #吉岡里帆
「すわ!平匡さんのパラレルワールドなのか!?」
これはもはや、星野源だけの責任ではないのかもしれない。
以前から感じていたことではあるが、なんか「それは言わないでおこう」みたいな空気があったような気もする。
2016年10月期に放送され好評を博したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で星野源が演じた津崎平匡と「日清のどん兵衛」のCM「どんぎつねシリーズ」にでてくる男のキャラがかぶっていないか? という問題である。
厳密に言えば、ドラマ前半の平匡さんは、他人に対して壁をつくっているので冷徹な感じだ。だが後半、特に最終回なんかはすっかり心を開いているせいで柔和である。むしろ、この後に続く「どんぎつねシリーズ」への布石にすら思えてくるほどに。CMの方は17年5月からなので、前年の『逃げ恥』人気を考えたら、制作側が意識するのもわかるっちゃ、わかるのだが。
ただこれは、木村拓哉が「何を演じてもキムタク」と言われるのとはわけが違う。「星野源が」ではなく「星野源演じる平匡さんが、どん兵衛をすすっている」というふうに見えているということだ。
物語の構図も似ている。メガネの優男、それでいて女心には鈍感。誰もが羨むハイスペックというわけではないが、その“素朴な魅力”に新垣結衣演じる森山みくり、吉岡里帆演じるどんぎつねが魅かれるというどっちにしても羨ましい役どころだ。
「どん兵衛」のCMが嫌いなわけじゃない
では、ドラマから入っている私は「どん兵衛」のCMが許せないのか? と言われるとそうではない。そもそも「どっちが好きなの?」という2択において、本来は「セクシーなの?」「キュートなの?」という相反するものが並ぶべきところを、今回はガッキーと吉岡里帆というまさかの「キュート2択」。こうなってくると「どっちも好き」としか言いようがない。幼い兄弟に「どっちが好き?」と聞かれた母親が「お母さんはどっちも好きよ」と答えるくらい平等な愛である。
まあ、個人的感情は抜きにしても「僕たちは『逃げ恥』ロスを『どん兵衛のCM』で埋めていなかったか!?」という節はあったと思う。CM開始当初は、ドラマも終わったばかりなのでなかばすがるような思いで。そして時は経ち、『逃げ恥』続編を待ちわびながらも、なかなか実現しないうちに、いつしか「どんぎつねシリーズ」に依存してしまったという現実。
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