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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 迷走する手越祐也が目指すべきはホスト化?
放送作家が人気動画を分析「YouTubeには手を出すな」3

迷走する手越祐也が目指すべきはあの“帝王”のチャンネル YouTubeが再生数激減…暴露本でファン離れ…

目指すは手越のローランド化!?

 そんな中、今、手越さんにぜひ参考にして欲しいチャンネルがある。ホスト界の帝王ことローランドさんのチャンネル『THE ROLAND SHOW【公式】』(チャンネル登録者数65万人)。「世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か。」の名言で知られるローランドさんもまた、強烈にポジティブで自信家。そんな彼のチャンネルは、自分のビジネスの裏側をリアルタイムで見せているのだ。

 ドキュメント色がより強くなったのは、9月18日に公開された「ローランド、6歳下の弟を初めて公開します」という動画から。自分の実弟を、新たにオープンした脱毛サロンのスタッフにしたところからスタート。

 すると、ローランドさんが弟の仕事ぶりに激ギレした動画が、432万再生(10月10日現在)の大ヒット。彼の言葉の強さや、ビジネスマンとしての信念が垣間見え、持っているポテンシャルを見事に発揮している。今もこのシリーズは継続中だ。

 このドキュメント路線も、実はテレビにルーツがある。『ガチンコファイトクラブ』などが代表例だろう。しかし、同じテレビといっても、この手の番組は2000年代初頭に消滅しているため、YouTubeの若い視聴者にとっては一周回って新鮮なのだ。

 手越さんはバラエティが大好きなのだろう。ファンを笑わせたい、楽しませたいと思う気持ちは、もちろん否定しない。だが、YouTubeは企画の消費が早いため、毎回“過去最高”を求められるバラエティは消耗戦になりがちだ。

 それよりも、手越祐也にしか歩めない芸能人生で勝負すべきだと、僕は思う。すべてをYouTubeでさらけ出して欲しい。僕はこれからも期待しています。

谷田彰吾(放送作家)

クロスボーダークリエイター・放送作家 / TVクリエイターギルド 株式会社VVQ代表 ドキュメンタリー番組『プロ野球戦⼒外通告』『バース・デイ』、有吉弘⾏、乃⽊坂46、池上彰などのバラエティ番組を構成。YouTubeでは『上原浩治の雑談魂』などを担当。放送作家だけでなく広告プランナーとしても活動。業界の垣根を超えたクロスボーダークリエイティブがモットー

YouTubeには手を出すな

Twitter:@VVQ_SHOWGO

【VVQ】

たにだしょうご

最終更新:2021/01/02 14:56
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