ローソンから発売したレンジでチンする系ラーメン、札幌、喜多方、博多の麺を食べ比べ！

　1年間に5000品超の新商品が並んでいる日本のコンビニエンスストア。本コラムでは、流通アナリスト・渡辺広明氏と主夫リーマン・テキパキオ氏が火曜朝に発売されるコンビニ新商品を独断と偏見でチェックし、そのポテンシャルを予測する。　1年間に5000品超の新商品が並んでいる日本のコンビニエンスストア。本コラムでは、流通アナリスト・渡辺広明氏と主夫リーマン・テキパキオ氏が火曜朝に発売されるコンビニ新商品を独断と偏見でチェックし、そのポテンシャルを予測する。

テキパキオ（以下パキオ）：台風の影響なのか、急に寒くなりましたね。

渡辺広明（以下渡辺）：例年だったらおでんが売れる気温なんだけど、今年はコロナの影響でおでんを展開しているコンビニ店舗が少ないからね。セブン-イレブンでは、カップ式の「味しみおでん」（税込み321円）が並んでいますよ。僕はハマっていて、週に2回食べテンス。ファミマと違ってたまごも入っているし。

パキオ：でも、具材が選べないんですよね？

渡辺：そう。セブンの場合、厚揚げ、大根、たまご、ちくわ、結び白滝の5品。定番が安く買えるから悪くないと思うけど、店内に香りが広まらないから、これまでのように「あ、おでん買おう！」とはなりづらいようです。

パキオ：今週はローソンのレンジアップ麺が3品同時リリースされました。なんでも「RAMEN　YOKOCHO」と銘打って、各地の人気ラーメン店監修レンジ麺をシリーズ化するそうです。

渡辺：いまさら〝横丁〟っていうのもちょっと遅い気がしますけど……。ローソンといえば、今年6月に竹増社長のトップダウンで「串カツ田中」とコラボした「串カツ田中ソースカツ丼（三元豚ロース）」を「まちかど厨房」で展開してヒットさせた実績がある。そこから外食企業とのコラボを考えたのかもしれないね。

パキオ：と言っても、有名ラーメン店とコラボしたカップ麺があるのになぜあえてレンジ麺にチャレンジしたんでしょうか？

渡辺：そこまではわからないな。前にセブン限定の一風堂を食べ比べしたときは。明らかにレンジ麺よりカップ麺のほうがおいしかった。とりあえずラインナップを紹介してください。

パキオ：はい。第一弾は〝日本三大ラーメン〟といわれる札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンの3つだそうです。僕が耳にしたことがあったお店は喜多方ラーメンの坂内食堂ですね。

渡辺：へぇ～。「坂内食堂監修　喜多方ラーメン」（税込み530円）は蓋をつけたままレンジで温められるのは楽でいいね。500Wで5分！

パキオ：喜多方ラーメンらしく平打ち熟成多加水麺がうまいかどうか…。

渡辺：ゼラチンだったスープの上に麺が浮いているから混ぜてから食べたほうがよさそうだね。うん、もちもちしていて麺はおいしいです。

パキオ：絶品というほどではないけど、僕の味覚ではまぁ許容範囲ってところです。

渡辺：豚のチャーシューもおいしいし、あっさりしているからオジサンでも食べやすい気がする。