【カップ麺9月新商品】豚・鶏・魚3連発！　駄菓子「ブタメン」が“汁なし麺”になって登場、まさかの激ウマ!?

【魚】夏の定番商品がブームの煮干し×唐辛子になって登場！
「マルちゃん正麺 カップ 辛ニボ」

　最後に紹介するのは「魚」。東洋水産から2020年9月7日に発売された、「マルちゃん正麺 カップ 辛ニボ」225円（税別）です。こちらは正真正銘の「正麺カップ」シリーズの商品で、流行りの煮干しと唐辛子を組み合わせた、その名も「辛ニボ」。

　ベースは濃厚な豚骨醤油味。太い豚骨の香り強めの醤油、さらにはスープ表面を覆うたっぷりの豚脂で、「辛ニボ」とは言いつつも、主役は豚骨醤油味のスープでした。煮干しの風味もしっかり感じられますが、豚骨醤油味が強いため、煮干しがガンガン効いているというわけではありません。煮干しスープのファンにとっては少し物足りないかもしれませんが、豚骨醤油と煮干しを組み合わせた濃厚感は強力です。

　唐辛子によってスープ表面が真っ赤に染まっていますが、見た目ほど辛いわけではなく、中辛といったところでしょうか。辛いものが極度に苦手じゃなければ十分に楽しめる辛さかと思います。唐辛子の辛味によって醤油や煮干しにエッジが立ち、キレを増幅させる効果がありました。

　麺は先ほどの「謹製」と同じタイプの、つるみと弾力の強さが特徴の多加水麺食感のノンフライ麺。いつもの「正麺カップ」の麺だと思われます。煮干しや辛味よりも豚骨醤油味との相性が良い麺で、スープの中できちんと馴染んでいます。

まるで「名探偵コナン」!?　粒ぞろいの3品

　9月に発売されたカップ麺のうち、豚・鶏・魚を味のテーマにした3品を食べ比べました。本格派の「謹製」と「正麺カップ」はもちろんおいしかったですが、“おイタ枠”かと思われた「ブタメン」のカップ焼そばも、本家ブタメン以上に濃厚でおいしかったです。見た目は子供、頭脳は大人の名探偵コナンみたいな感じ。とにかく、いずれも粒ぞろいの3品でした。

オサーン（カップ麺ライター）

カップ麺ブロガー＆ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern／「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん