ジャニーズ弱体化でオスカーや吉本が猛攻! 個人視聴率重視で若手イケメンタレントの需要増加か
#テレビ #ジャニーズ #視聴率 #岡田健史 #JO1
今年の4月以降、テレビ界では大きな方針転換が起きている。「個人視聴率」の導入によって、番組内容の傾向が変化しているというのだ。
今年3月末から、ビデオリサーチはテレビ視聴率の調査方法をリニューアルした。それまで発表されていた“世帯視聴率”に加え、個人視聴率のデータを提供。性別や年齢層ごとの視聴率が把握できるようになったのだ。
テレビ局も、世帯視聴率ではなく、個人視聴率を重視する方向にシフト。なかでも、若い女性の視聴率を高める番組内容に変化しつつあるという。
「単純にスポンサーの問題ですね。広告代理店も、ティーン層(13歳~19歳の男女)やF1(20歳~34歳女性)に届くような広告を増やしたいという意向があり、番組もそういった方向性を模索したものが増えてきている」(メディア関係者)
その結果、若い男性芸能人への需要が高まり、各芸能事務所もそこに注力している。
「例えば、これまで堀北真希や桐谷美玲など、正統派女優ばかりを輩出していたスウィートパワーですが、いまは『スパイスパワー』という男性部門を立ち上げ、そこに所属する岡田健史がイチオシとなっています。
かつては“美女軍団”と呼ばれたオスカープロモーションも、男性若手俳優やモデルで構成される『男劇団 青山表参道X』を結成し、そのメンバーである飯島寛騎や西銘駿、塩野瑛久といったところをかなりプッシュしています」(芸能事務所関係者)
さらには、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した、グローバル男性アイドルグループ・JO1のメンバーたちも、バラエティ番組などに出演する機会が増えている。JO1は、吉本興業と韓国のCJ ENMによる合弁会社LAPONEエンタテインメントの所属だ。
「これまで吉本は若手芸人とバッティングするということもあって、イケメンタレントの売り出しにはあまり積極的ではなかったんです。でも、今のテレビ界の流れでは、シンプルな“イケメン”にはまた別の需要がある。女性のグラビアアイドルなどがバラエティ番組に花を添える存在として長年重宝されてきましたが、今はイケメンも女性視聴者を掴む“花”になり得るから、呼ばれる機会も増えている。吉本もそこに乗っかっろうとしているのでは」(同)
各事務所が若手イケメンを推すようになった背景には、個人視聴率を重視するようになったことともうひとつ、重要な理由が存在している。
「ジャニーズ事務所が弱体化したということでしょう。長らくイケメン市場はジャニーズ一強でしたが、それも変わりつつある。ジャニーズ事務所が絶大なる力を持っていたころであれば、テレビ局もジャニーズに忖度して、ライバルになるような若手イケメンの起用を躊躇していましたが、いまはジャニーズから圧力を食らうようなことも減ってきたし、局側もジャニーズをそこまでありがたがることもなくなった。若手イケメン業界のジャニーズによる寡占状態が崩れて、自由市場が形成されたということです」(テレビ局関係者)
視聴率における変革と共に、瓦解しつつあるジャニーズ帝国。テレビ界は大きなターニングポイントを迎えている。
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